抗菌・抗ウイルス材料の設計とその応用展開

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本セミナーでは、抗菌・抗ウイルス性を持つ新しい材料の開発事例から正しい評価法、最新の規格まで詳しく解説いたします。

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プログラム

第1部 アフターコロナ時代の抗菌材料

(2020年12月17日 10:30〜12:00)

 世界的なコロナ禍は、New Normalと呼ばれる生活様式の変容をもたらした。その一つが、抗菌に対する世界的な意識の浸透が挙げられる。ポストコロナ時代に求められる抗菌材料とはなにか?ポリフェノールをはじめとする生物材料由来の抗菌材料に関する演者らの研究開発を中心に、現在・今後の抗菌材料について解説したい。

  1. はじめに
    1. 抗菌材料の市況
    2. 学術動向 (最新の論文等からホットトピックスをご紹介)
    3. 評価方法
  2. 生物の抗菌戦略と生物模倣材料
    1. 生物の巧みな抗菌戦略
    2. 生物模倣による抗菌材料開発
  3. 最新研究の動向
    1. ポリフェノールを用いた抗菌材料
    2. その他
  4. まとめ

第2部 生分解性アクリルポリマーを用いた融菌・抗ウィルスナノ粒子の設計と応用展開

(2020年12月17日 13:00〜14:30)

 市場ニーズに立脚した「ものづくり」は時代変遷に流されない。即ち、地球が求めるものは世界が求めるものである。大きな目標に向けた、独創的で達成可能な小さな現実戦略の立て方、開発評価、市場への苦悩と戦略について、素人から玄人への体験を基にお話しする。若い人達の自分へのチャレンジを応援したい。

  1. 技術課題の集約
    1. 目に見えない菌とウィルスの脅威
    2. 変異:薬が効かない
  2. 既存技術の問題点
    1. 感染症を防ぐ;治療法と感染制御法
    2. 物理的方法と化学的方法の各長所と難点
    3. 物理化学的方法の探索
  3. 新技術の開発
    1. 細菌・細胞・ウィルスの形に秘密がある
    2. それぞれに独特なメカがある
    3. 増殖過程に弱点がある
    4. 増殖の阻害と防菌評価
  4. 新技術の評価
    1. 効能効果と安全性確保
    2. 生分解性と環境負荷
    3. 知財確保
  5. 商品化への課題
    1. 開発課題の克服と評価
    2. 商標登録
    3. 技術の広報
    4. 価格設定の難しさ
  6. ビジネス分析と市場戦略
    1. 弱点の明確化と強みの訴求
    2. メディアの重要性

第3部 アクリレート系抗ウイルス素材の開発とその応用展開

(2020年12月17日 14:45〜16:15)

 新型コロナウイルスの流行に伴い、抗ウイルス製品に注目が集まっている。アクリレート系を含めた抗ウイルス素材の特徴の他、抗ウイルス性能評価方法、商品開発に関する法令や認証制度等も解説する。

  1. ウイルスの分類と特徴に関して
  2. 抗ウイルス素材に関して
    1. 抗ウイルス素材の分類
    2. 市販の抗ウイルス素材について
  3. 抗ウイルス評価方法に関して
    1. Plaque法
    2. TCID50法
  4. アクリレート系素材に関して
    1. アクリレート系材料の構造
    2. アクリレート系材料の特性
    3. アクリレート系材料の用途
  5. アクリレート系抗ウイルス素材に関して
    1. アクリレート系抗ウイルス素材の特徴
    2. 抗ウイルスメカニズム
    3. 抗ウイルス性能
    4. アクリレート系抗ウイルス素材の用途
  6. 抗ウイルス商品開発に関して
    1. 関連法令
    2. 抗ウイルス製品認証制度

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