切断は、産業機械、建築物、橋梁、船舶、鉄道車両などの鋼構造物や自動車を製作する場合、最初の製造工程である。次の工程の溶接では、前工程で切断した部材の寸法精度や切断面品質に不良があると、手直しなどの余計な作業が生じたり、溶接の品質にも悪影響を及ぼす。さらに、その後の組み立て工程にも少なからず影響を与えることから、鋼構造物や自動車の製作において切断は非常に重要な工程である。
切断方法には、刃物を用いた機械的切断と、光や電気、炎を熱源とした熱切断がある。単純形状の切断には機械的切断も用いられるが、複雑な形状の切断には、任意の形状が容易に切断できる熱切断が一般的に使用されており、代表的な熱切断法としてガス切断、プラズマ切断、レーザ切断などが挙げられる。
本セミナーでは、それぞれの切断方法の原理、特徴、切断品質、最近のアプリケーションについて説明する。本セミナーは製造メーカーで、設計・製造に携わる技術者に大いに役立つと考える。
- 切断加工の概要
- 切断加工の重要性
- 切断加工の種類
- 機械的切断と熱切断の対比
- 各種切断法
- 機械的切断
- 剪断
- 剪断の原理と特徴
- 切削
- 切削の原理と特徴
- 研削
- 研削の原理と特徴
- ウォータジェット切断
- ウォータジェット切断の原理
- ウォータジェット切断の特徴
- 熱切断
- 熱切断の種類
- 代表的な熱切断の概要
- 代表的な熱切断の切断性能
- ガス切断
- ガス切断の歴史
- ガス切断の原理と特徴
- ガス切断が出来る条件
- ガス切断面粗さの形成
- ドラグラインの形成
- 予熱炎の効果
- ガス切断に及ぼす因子
- 切断に関する品質基準
- ガス切断の保安
- 水素ガス切断 (最新のアプリケーション)
- 水素ガス切断の特徴
- 水素ガス切断の種類
- 爆発限界を外すためにLPGガスを混合する手法 (水素・酸素混合発生方式)
- 水素ガス切断の原理
- 鋼板表面での酸化反応停止限界速度
- 切断酸素の運動量に及ぼす予熱炎の影響
- 水素によるガス切断進行面の改善
- 切断進行面と切断酸素噴流中心との位置関係
- 切断下部のスラグ付着
- 水素・酸素完全分離発生方式
- 水素ガス切断システムの特徴
- アーク切断
- アーク切断の歴史
- アーク切断の概要
- カーボンアーク切断
- ミグ (マグ) アーク切断
- エアカーボンアーク切断
- 溶極式ウォータジェットアーク切断
- 原子炉部品の水中解体への溶極式ウォータジェット切断の適用
- アークソー切断
- 酸素アーク切断
- 放電加工
- 放電加工の歴史
- 放電加工の原理
- 放電加工の種類
- 型彫り放電加工
- ワイヤカット放電加工
- 放電加工の特徴
- 放電加工の切断性
- プラズマ切断
- プラズマ切断の歴史
- プラズマ切断の原理と特徴
- プラズマ切断の課題
- 材質と切断法
- 水中プラズマ切断
- 高品質切断 (最新のアプリケーション)
- レーザ切断
- レーザの性質
- レーザの種類
- レーザ切断の歴史
- レーザ切断の原理と特徴
- 熱加工
- レーザ切断の原理
- レーザ切断の特徴
- レーザ切断の分類
- レーザ切断機の種類
- 水中レーザ切断
- ファイバーレーザ切断 (最新のアプリケーション)
- ファイバーレーザの特徴
- ファイバーレーザ切断機の切断能力
- ファイバーレーザの開先切断能力
- レーザ切断の保安
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