創薬におけるヒト代謝物の安全性評価の課題、規制対応とその判断基準

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本セミナーでは、ヒト代謝物の安全性評価について取り上げ、規制要件、探索試験に始まる代謝物の検索から同定、定量試験までの効率的な実施と判断基準、ケース事例、タイミングなど含めて紹介いたします。

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プログラム

創薬過程における代謝物の安全性評価は重要な課題であり、進化して成熟したICHおよびFDA等の規制要件をふまえ、探索試験を含む創薬段階、臨床開始段階、申請段階での着実な評価を考えたい。さらに研究方法論なども含め、代謝物の安全性評価について科学的な理解を目指したい。なお、講座で使用しますスライドは全て印刷物で提供します。  最初に代謝物の課題を挙げて問題意識を共有し、講習を経て、課題解決の議論に臨みます。講習では、規制的な要件を基本に、探索試験に始まる代謝物の検索から同定、定量試験までの効率的な実施と判断基準を理解し、ケース事例、タイミングなど含めて紹介します。  臨床移行、申請を考えて、評価試験は科学的にいかに無駄を省くか、必要十分な試験とはどうかを考えたい。

  1. はじめに:
    • 代謝物評価における創薬現場での疑問点
  2. 代謝物の安全性評価における規制的な考え方
    • 日本における代謝物評価の成熟過程
    • 欧米における代謝物評価の議論、特にFDAの場合
    • ICH-M3 (R2) における代謝物評価のポイント
  3. 医薬品代謝物の評価における課題と対策
    • 薬物代謝酵素研究の問題点と考え方
    • アシルグルクロナイド等の代謝的活性化による毒性発現
    • 薬物療法における副作用の発現に係る代謝物の問題点
  4. 代謝物の非臨床安全性試験、原則と取り組み
    • 代謝物の安全性評価、事例紹介と規制対応
    • 代謝物の定義と評価事例の紹介
    • 非臨床試験の実施時期
  5. 代謝物の評価における投与量と投与経路の課題
    • 創薬過程における代謝物の曝露評価の行程
    • 「特徴づけが必要な代謝物」の評価方法
    • 代謝物標品を用いた非臨床試験の実例と試験戦略
  6. フリーディスカッション

受講料

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