COVID-19で変革が加速した世界のCASE・MaaS最新動向

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本セミナーでは、歩行者検出、外界認識、膨大な演算量の処理など、自動車への人工知能応用の最新動向について解説いたします。

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「過去100年間で構築された人間とクルマの関係が、今後10~20年で同等以上に変化する」と言われ始めてから、すでに数年が経過した。世界の自動車市場規模は新型コロナ以前の2017年をピークに縮小を開始し、先進国から新興国までクルマの所有からシェアリング等のモビリティ事業へのシフトが進んだ。  今回、新型コロナによりモビリティ事業も大変革を余儀なくされ、シェアリングから所有への回帰も一部の国で見られるものの、市場や事業形態の変化は新型コロナにより更に加速され、海外では自動車企業とモビリティ企業間の新旧交えた競争と協調の組み換えを伴う合従連衡が余儀なくされている。  こうした変革の時期には、これまでの常識が非常識となり、何が新常識になるのか見定めるには、変化を敏速かつ正確に捉え、その底流を流れる本質を理解し、これまでの固定的な考え方や視点を大きく見直すことが急務となる。

  1. “Afterコロナ” ではなく “With コロナ“
    1. 人類誕生から存在した感染症とモビリティとの関係
      • “新型“感染症は毎年の様にやってくるとして、モビリティを考える
      • 日本ではあまり議論されないコロナと地球温暖化、エネルギー問題との関係
      • 過去100年以上続いた「内燃機関自動車と石油の時代」の終焉:
        もはや、地球から炭素を掘り出し燃やして、二酸化炭素として大気中に排出してはいけない
    2. Withコロナ時代の都市とモビリティのあり方
      • デジタル技術は今後の社会問題をどう解決し得るのか
  2. 新型コロナの自動車とモビリティ産業に対する影響を総括
    1. EV化と再生可能エネルギー導入へ傾倒する世界の現状
      • 中国、米国、欧州それぞれの最新アップデート
      • 日本のユニーク性 (ガラパゴス化) 、日本に居ては見えない世界の変化
    2. 技術開発に対するインパクト
      • 自動運転技術は着実に進化している
      • レベル (2) /3 自動運転開発 (主にB2Cの乗用車向けに進化)
      • レベル 4/5 自動運転開発 (主にB2Bのフリートに進化)
      • コロナが加速した内燃機関からEVへのシフト (Tesla一強の可能性)
      • 製造過程の感化、およびエネルギーミックス (再生可能エネルギーシフト)
      • 中国、米国、欧州、主要各社の動向
    3. 公共交通機関を止めるな
      • タクシー、自転車、スクーターの公共交通性
      • 疲弊する公共交通との共存 (モビリティ; バス、鉄道、物流等との関係)
      • MaaSで実現する公共交通を含めた持続可能な事業のあり方
  3. 付加価値形成の圧倒的変化とビジネスチャンス
    1. コロナにより浮き彫りにされた以前からの兆候
      • デジタル化がすすめる世界的産業構造の変化
      • コロナ前から新興国が示した事業構造の変化 (小売りからフリート販売へ)
      • 変化をビジネスチャンスに変える発想
    2. 投資のあり方の圧倒的変化
      • なぜTeslaの市場価値は日本の自動車会社合計を超えるのか
      • 自動車会社 v.s. Tesla及びテックカンパニー
      • 市場価値が実現する今後のEVと自動運転の開発
      • 市場価値の変化とSDGs/ESGの考え方
    3. 今後の世界観
      • 日本再生へのロードマップ

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