本セミナーでは、特に、デスマーチ・プロジェクトにおける品質制御プロセスに関し、具体的な例を挙げて、現実的な確立法を解説いたします。
「西暦2000年問題 (Y2K問題) 」が一段落した2000年以降、世界のソフトウェア産業は、Web系や組込み系の「軽少短薄」製品の開発が爆発的に増えた。 携帯電話制御のようなリアルタイムOS系プログラムに代表されるように、複雑で巨大なソフトウェア開発が急増し、なおかつ、極端な短納期が要求されるようになった。 また、ソフトウェアは社会の根幹的基盤を構成しているため、その重要性は年々増加し、以前にも増して高品質が要求されている。 一方、ソフトウェアの品質と生産性は、過去40年、ほとんど改善されていないのが現実である。 また、必要な開発時間の半分しか割り当ててくれない「デスマーチ・プロジェクト」も非常に深刻な社会問題となっている。 現代のソフトウェア技術者は、巨大、複雑で高品質ソフトウェアを通常の半分の期間で開発するという矛盾した命題に直面している。 本セミナーでは、特に、デスマーチ・プロジェクトにおける品質制御プロセスに関し、具体的な例を挙げて、現実的な確立法を述べる。