ニューノーマルの市場機会をモノにするニーズ主導型イノベーション製品・サービス創出 ワークショップ

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新型コロナ禍で生まれた「新しい生活様式=ニューノーマル」。その中で、社会や人の新しいニーズが生まれたり、潜在していたニーズが一気に顕在化したりしています。今まで、潜在ニーズを探り出すのは難しいと思われていましたが、現在は顕在化、つまり見えるようになっているニーズも少なくありません。この中で、一過性ではなくアフターコロナでも続くと想定できる生活様式とニーズを見極められれば、そこに大きな市場機会が存在します。既存技術であっても、的確にニーズに応えることができれば、イノベーションを起こすことができます。イノベーションとは単なる技術革新ではなく、まさに社会や人の行動に変革をもたらすものであり、そこには「矛盾」や「葛藤」が存在し、それを捉えることが一つの方法論ともいえます。  本講座では、新しい生活様式=ニューノーマルと、それにともなうどのような社会・人のニーズが顕在化したかを俯瞰した上で、さらにどのようなニーズに進化していくか、社会や人の気持ちにどのような「矛盾」や「葛藤」が生まれるのかを掘り下げていきます。  そして、自社技術を今までの事業・製品や用途にとらわれず、新しく見出したニーズに応えることができないか、社会や人の気持ちの「矛盾」や「葛藤」を解消する事業や製品に結びつけられないか考察を深めていきます。  また、オンラインでのワークショップにも取り組んでいただき、自社技術を活用・転用することで、人々の生活に何をもたらすのか、モノを超えたサービスや体験 (UX) としてどのようなものを提供するか、明らかにしていきます。

  1. ニーズ起点での事業・製品開発 (講義と事例)
    1. ニーズ起点の事業・製品開発事例
      • コロナ以前とコロナ以降
    2. ニーズ・欲求の分類
      • 人の根源的なニーズ・欲求:Human truth /製品カテゴリーへの欲求:Category truth
      • 理性的:Functional needs/情緒的:Emotional needs/感覚 (五感) 的:Sensory needs
    3. ニーズの掘り下げ方:社会や人の「矛盾」や「葛藤」
      • Conflict (矛盾) /Friction (葛藤) /Trade-off (相反)
    4. ニーズから事業・製品への開発プロセス
      • ニーズ探索の3領域
        →Target:人 /Situation:生活シーン /Purpose:使用目的 が起点
      • ニーズ・欲求の間にある「矛盾」の発見・抽出
      • 自社技術が活用できる「解決策」の創出
      • 解決策を実現する技術・仕組み・ビジネスモデルの構築
      • プロトタイピング/ストーリーボーディングと検証
    5. ニーズから事業・製品開発への構造・フレームワーク
  2. 「新しい生活様式=ニューノーマル」でのニーズをとらえる (演習:グループワーク)
    1. 新しい生活様式で顕在化したニーズを抽出する
      • 個人生活:安全・安心/健康・運動・メンタル/リモートサービス・非接触/ITリテラシー…
        →買物行動/社会活動 (オンライン飲み) /コンテンツ消費/教育/家族エンタメ/職住融合…
      • 経済活動:働き方改革/非対面/安定調達・分散化/社会的価値 (SDGs・CSV) …
        →リモートワーク/オフィス/顧客接点・営業・店舗・配送/事務処理…
    2. 既存カテゴリーにおけるニーズの深化・加速はどう起きるか
      • ニーズを埋めている現在の製品・サービスの不満 (ペインポイント) は何か
        →SkypeからZoom、Teamsへ。マスクから冷感マスクへ。
      • 誰の/どんな生活シーンの/何のための・・様々な状況を、実感をもってシミュレーション
        →心の「葛藤」や欲求の「矛盾」を探る
    3. 既存の自社技術で対応できるニーズはあるか
      • 衛生用品、非接触系のサービス、タッチパネル、音声認識、画像センサー、VR・AR…
      • オープンイノベーションの可能性
    4. 解決策の創出
      • モノ・サービスのプロトタイピング (ペーパープロト)
      • どのような生活、どのような体験をもたらすか、ストーリーボーディング
      • 解決策を実現する技術・仕組み・ビジネスモデルの構築
    5. 各グループからの発表・投票 (相互評価) ・意見交換
  3. 組織での取り組み方
    1. 意思決定者 (トップマネジメント) とのすり合わせ
      • 目的/アウトプットイメージ/イノベーションレベル等、目標設定の共有が必須
    2. 関与 (インボルブメント) を高めるメリット
    3. 部門横断的な「創発的な取り組み」
      • 矛盾イノベーション・ワークショップ
  4. Q&A、および感想・気付きの共有

※記載してあるすべてのキーワードについて、グループワークの実施があるわけではありません。
ニーズ抽出の取り掛かり事例としての記載となっております。

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