HPLC分析/分取の基礎・応用とクロマトグラムの異常ピーク対応及びバイオ医薬品分析時の諸問題

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HPLC分析は、あらゆる分野で最も汎用的な分析手法であり、バイオ医薬品の分析においても頻繁に用いられている手法である。最近の分析装置は、専門家でないと出来なかった詳細な設定を不要とし、ひととおり手順を習えば誰でも使えるように設計されている。また、種々の前処理用キットも販売されており、原理を知らなくても誰でも簡単に誘導体化などの前処理や測定試料のクリーンナップなどができることも多い。  しかしながら、このような便利な時代になっても、分析上の問題点がすべて解決したわけではないし、分析時の失敗はなくならない。  そこで本講演では、バイオ関連分野においてこれからHPLCで分析する研究者や初心者の少しでも参考になるように、基礎からトラブルシューティングまでを実体験を踏まえ紹介する。

  1. HPLCの基礎
    1. クロマトグラフィーとは?
    2. HPLCの分離モード
      1. 逆相クロマトグラフィー
      2. 順相クロマトグラフィー
      3. HILIC (親水性相互作用)
      4. イオン交換クロマトグラフィー
      5. サイズ排除クロマトグラフィー
      6. その他の分離モード
    3. HPLCを構成する各装置について
      1. 送液ポンプ
      2. 試料導入装置
      3. カラム及びカラムオーブン
      4. 検出器
      5. データ処理
      6. その他の装置
  2. HPLC分析の実際
    1. 移動相の調製など分析前の準備
    2. 試料調製法
    3. 分析・分取条件の設定
      1. 分離モードの選び方
      2. 検出器の選定
      3. その他の条件設定
      4. 使用時点検
    4. データ処理
  3. 測定時のトラブルの実例とその対処法
    1. 圧力変動
    2. ベースラインの変動
    3. 感度の低下
    4. 再現性の低下
    5. ピーク形状の異常
    6. 分離能の低下
  4. バイオ医薬品分析時の諸問題
    1. タンパク質医薬品の全アミノ酸配列解析時のトラブル
    2. アミノ酸組成分析時のトラブル
    3. 糖タンパク質医薬品の糖鎖構造解析時のトラブル

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