人材の流動化が進む中で、品質確保と生産性向上の観点から、人材の早期育成・戦力化が重要な経営課題となっています。そのための前提条件として、製造業にとってはQC工程表や作業標準書の整備とその活用が大変重要です。
品質確保のためには、発生した不良に対する後追い的な是正処置の繰り返しから、リスク分析を踏まえた的確な管理項目をQC工程表にて共有できる予防処置の強化へとシフトしてゆかねばなりません。
生産性向上のためには、わかりやすい作業標準書を整備し、3ヶ月かかっていた作業訓練を数日間で完了せねばなりません。
本セミナーではQC工程表や作業標準書を作成することはもちろん、社内でそのノウハウを展開できるようにするため、まず完成した文書を例示し、その内容を解説した後、作成方法をステップバイステップでデモンストレーションを交えながら、一から解説していきます。
- 作業標準書作成の基礎知識
- 作業標準書とは~その体系と作成の目的~
- 標準書に含まれる情報の分類~作業標準書にはどんな目的でどんな情報が必要?
- ビジネス文書の構成・記述の原則~わかりやすいビジネス文書を書く上での7つの原則
- わかりやすいQC工程表の作り方~全工程の管理基準の見える化がポイント~
- QC工程表とは
- QC工程表の目的と使い方
- 誰が、いつ、QC工程表を作るのか?
- QC工程表作成に必要な情報
- QC工程表の作り方とそのノウハウ
- QC工程表作成のプロセス
- 用途、様式の決定
- 作成単位の決定 (製品別・工程グループ別)
- 工程概要の記述事項、管理項目・管理基準の決め方
- 結果系と要因系の管理項目
- QC工程表の拡大的発展方法
- QC工程表のフォーマット紹介
- 共同演習:作業ビデオの観察とQC工程表の作成
- わかりやすい作業標準書の作り方
- 作業手順書はだれのためにつくるのか?
- 事例を参考に作業手順書の表現形式を知る
- テーブル方式
- フローチャート方式
- スライド方式
- マインドマップ形式
- 形式ごとの作業手順書の作り方とテクニック
- QC工程表から作業手順書へ
- まず全体構成から形式を選ぶ
- フローチャート形式の手順書の作り方
- パワーポイント方式での作り方
- 画像を使った目でみてわかる作業手順書とは
- 画像をうまく使うテクニック
- 共同演習:作業ビデオの観察と作業手順の記述
- ISO9001 2015年版に対応した業務手順書の作成方法
- ISO9001 2015年版の特徴
- 業務プロセス手順書の作り方と使い方
- ISO9001 2015版に対応した業務手順書の内容と事例
- 異種アプリソフトで作成した文書の統合化