高分子合成における重合反応とリビング重合の基礎から機能性高分子材料の最先端

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本セミナーでは、重合反応の基礎から精密重合による高分子合成など最先端研究に至るまで、高分子材料設計の鍵となる情報を幅広く詳解いたします。

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プログラム

H. Staudingerによる「高分子説」が提唱され、今年で100年が経つ。その間、高分子化合物の精密合成や構造解析技術が発展し、高分子の一次構造と集合構造を制御することにより、狙いの物性や機能を発現する様々な高分子材料が産み出されてきた。  本講演では、「高分子合成」と題して、重合反応の基礎から精密重合による高分子合成など最先端研究に至るまで、高分子材料設計の鍵となる情報を幅広く概説する。まずは、 (1) ラジカル重合やアニオン重合、カチオン重合の特徴と反応機構、これらの重合に適したモノマー種など重合反応の基礎について説明する。その後、高分子合成の最先端として、 (2) リビングラジカル重合などに代表される精密重合とそれらを用いた高分子の一次構造制御 (分子量、末端基、立体規則性、連鎖配列、分岐) と構造解析、さらに (3) 機能性高分子の精密合成、分子設計、自己組織化、物性制御、機能発現に関する研究例を紹介する。本講演では、高分子合成、重合反応、材料設計に関する知見と研究を紹介し、これらの実務に活かすことができれば幸いである。

  1. 高分子合成・重合反応
    1. 高分子合成:連鎖重合と逐次重合の違い
    2. 連鎖重合の特徴
    3. ラジカル重合とイオン重合
    4. ラジカル重合
    5. アニオン重合
    6. カチオン重合
  2. 精密重合・リビング重合
    1. リビング重合と一次構造制御
    2. リビングラジカル重合の種類
    3. リビングラジカル重合による分子量制御
    4. 高分子の一次構造解析
  3. リビングラジカル重合による機能性高分子:分子設計と物性機能
    1. ランダム、交互、グラジエント、ブロック共重合体
      • 配列制御と物性
    2. 末端機能性ポリマー
      • 精密な局所機能化
    3. 環化ポリマー
      • ナノ空孔による機能
    4. 星型ポリマー
      • ナノ空間による機能
    5. 両親媒性ランダム共重合体の自己組織化
      • サイズ制御ミセル
    6. 自己組織化材料
      • ハイドロゲル
      • Sub 10 nmミクロ相分離

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