QbD (Quality by Design) のための実験計画法入門

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本セミナーでは実験計画法を統計の基礎から学び、合理的な製剤設計、工程設計に資することを目指しています。

日時

開催予定

プログラム

Quality by DesignまたははDesign Spaceという言葉が製薬業界で使われ始めてから10年以上経過していますが、未だ裾野は広がっていません。理由はいくつかあると思いますが、実験計画法を勉強できる機会が少ない (概念を具現化する方法論が浸透していない) ということもあるでしょう。  本セミナーでは実験計画法の入口である一元配置分散分析から始めて、二元配置実験、直交配列表を用いた実験計画、回帰分析、重回帰分析と解説を進めていき、QbDに必要な統計の基礎を学べるように構成しています。またこれらの統計手法が、厚生労働科学研究の「さくら錠P2モック」「さくら開花錠モック」にどのように活用されているかの解説を行い、総仕上げとします。したがって、受講に際して製剤設計や工程設計の知識または経験は必要です。経験は無くても実験や工程をイメージできることは必要です。統計は技術的な論点をグラフ化できれば理解したのも同然なので、グラフや絵柄を活用して分かりやすさに腐心しました。さあ、実験計画法の不思議と面白さを一緒に勉強していきましょう。  講師デモも同時進行で行なうためPC持参は必須ではありませんが、参加者ご自身でデータ解析を体験すると理解がより高まると思います。  1日コースですので、統計の基礎を、ある程度理解していることを前提としています。統計初心者の方は準備コースとして「 科学技術者のための統計の基礎 」を用意しました。こちらは「データに基づいて意思決定をする方」全般に役に立つように構成しています。

  1. 一元配置実験
    • そもそも何を比較しているのか?
    • Excelで分散分析を行ってみる
    • Excelでは計算してくれない平均値の信頼区間、差の信頼区間を求める
    • Excel関数を利用して、分散分析を徹底理解する
  2. 実験計画法とは逆算の科学
    • 割付とランダマイズの重要性
  3. 二元配置実験
    • 因子をバランスさせることの威力
    • 交互作用とは何か
    • 交絡とは何か
    • 反応曲面とは何か
    • Excel関数を利用して、二元配置分散分析を徹底理解する
  4. 制御因子が多数の場合 (直交配列表の活用)
    • 実験効率とは何か
    • 直交表の特徴と使い方
    • 解析方法と結果の解釈
  5. 繰り返しのある回帰分析
    • Excelでは判らない頭打ちの有無
    • 当てはまりの良さを評価するLoFとは
    • Excelの合わせ技でLoFを求める
  6. 探索的データ解析 (層別、重回帰分析)
    • 既存データも活用しよう
    • 賃貸家賃を推定してみる
  7. 「さくら錠P2モック」「さくら開花錠モック」はこう読め

受講料

持参品 (必須ではございません)

本セミナーの講演中にExcel実習を行う箇所がございます。
参加される際にPCをご持参いただけるとより理解度が深まります。
なお、演習は講師のデモも同時進行で行いますので、PCを持参されなくても支障ありません。
PC持参の場合は、Excelにアドインツールである「分析ツール」を組み込んできて下さるようお願い申しあげます。

複数名受講割引

オンライン受講割引

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

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