高分子材料・応用製品 難燃化の基礎と最新技術動向

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
オンライン 開催

本セミナーでは、難燃化メカニズム、難燃規制動向、難燃剤開発動向、難燃化の難しい対応技術動向など、高分子難燃化技術の基礎から応用まで丁寧にわかりやすく解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

分子難燃材料の要求は、各種産業分野において変わらぬ需要が見込まれている。電気電子機器、建築、自動車、車両、船舶、繊維と広範囲に及ぶ。特に自動車はEV化に伴う新製品開発か活発である。  難燃化技術は、難燃機構の研究、新規難燃剤開発が注目されている。不十分ながら地道な研究が進められている。今回は、難燃剤、難燃化技術の基礎を見直し、今後の進むべき方向についてお話ししたい。

  1. 難燃性規格の現状と代表的な試験法
    • 基本的な各種規制、試験方法と最近の動向を中心に説明したい。
    • 電気電子機器
      • 建築
      • 自動車
      • 電線
      • ケーブル
      • 建築
      • 車両
      • 船舶等各種規格
      • UL垂直燃焼試験
      • 発熱量試験 (コーンカロリメーター)
      • 電気的燃焼試験など
  2. 高分子の難燃化機構
    1. 気相における難燃機構
      • ラジカルトラップ効果
      • 脱水吸熱効果
      • 難燃触媒効果
    2. 固相における難燃機構
      • 不燃相 (チャー層) 生成機構 (脱水炭化効果)
    3. その他
      • ろうそく効果、ドリップ防止効果
      • 現在、適用されている難燃機構を述べ、さらに今後検討すべき多元素導入型、高分子鎖直接結合型等、難燃効率が高くなることが期待されそうな難燃化機構にも触れたい。
  3. 難燃剤の種類とその効果
    1. ハロゲン系系難燃剤、脂肪族系、芳香族系
    2. リン系難燃剤
      • 赤リン
      • リン酸エステル系
      • 縮合型リン酸エステル
      • ホスフィン酸金属塩
      • イントメッセント系
      • ホスファゼン系
      • APP
    3. 窒素系難燃剤、メラミン化合物、グアニジン化合物
    4. 無機系難燃剤
      • 水和金属化合物
      • 三酸化アンチモン
      • スズ酸亜鉛
      • ホウ酸亜鉛
      • MMT
      • シリカ
    5. その他
      • ポリマー型
      • シリコーン系
      • 代表的な難燃系の実用配合例を示し、高難燃性配合のポイントを示したい
  4. 難燃性コンパウンドの製造技術
    • コンパウンド設備
      • 混合設備
      • 2軸押出機
    • 混合条件
    • 品質試験
    • 実際に使用される難燃材料の製造方法を延べ、分散性優れたコンパウンド技術を述べたい。
  5. 各種産業界での難燃化技術のポイント
    • 電気電子機器
    • 電線ケーブル
    • 建築
    • 自動車
    • 船舶
    • 繊維等
  6. 難燃化の難しい製品の難燃化技術
    • 透明製品
    • Liイオン2時電池電解液
    • 薄肉フィルム
    • 環境対応型 (難燃助剤対応型)
  7. 最近の難燃化の新しい動向
    1. 特許、海外における研究動向
    2. 今後の新しい難燃化技術の目指す方法を考える

受講料

複数名受講割引

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

本セミナーは、ライブ配信、アーカイブ配信のいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信をご希望の場合

お申し込みの際、受講方法から「オンライン受講」をご選択いただき、通信欄に「ライブ配信希望」の旨を記載ください。
ライブ配信セミナーをご希望の場合、以下の流れ・受講内容となります。

アーカイブ配信をご希望の場合

お申し込みの際、受講方法から「オンライン受講」をご選択いただき、通信欄に「アーカイブ配信希望」の旨を記載ください。
アーカイブ配信セミナーをご希望の場合、以下の流れ・受講内容となります。