GMP基準はグローバルスタンダード化の方向にあり、これまでのGMPの踏襲では困難な状況を迎えています。現場における運用やシステム査察におけるGMPのシステム化のキーポイントはGMP文書・記録の管理及び運用にあります。このような状況に対応するには、新しいGMPに精通した要員の強化が急務といわれている。
このような状況を踏まえて、文書・記録の管理の仕方及び作成上の留意点を分かり易く解説し、GMP管理のポイントを習得します。
本講座は、文書・記録管理及び作成に係わるGMP入門 (教育訓練) であり、製造業及び製造販売業におけるQA業務にも対応している。
- GMP文書・記録類の管理の意義
- GMPシステム査察の背景
- システム査察における文書・記録類の位置づけ
- 適合性調査の仕組みと関連法規制との関係
- GMP管理を構成する6サブシステムのポイント
- GMP管理に必要な文書・記録と階層的文書管理体系
- 「GMP品質システム文書」 (Document)
- GMP省令に対応した文書・記録管理
- GMP指針に対応した文書・記録管理
- GMP品質システム階層的文書体系及び文書管理体系
- 具体的なGMP文書・記録類の管理 (現場における管理を含む)
- GMP文書・記録管理及び保管管理 (制定・識別・配付・保管・管理台帳)
- 文書・記録管理と連動した状態表示及びロッグブック
- 記録 (生データ) の信頼性と教育訓練
- 文書管理手順書 (事例)
- 現場で使いやすいSOP作成上の留意点
- GMP文書作成事例 (GMP文書の作り方) と作成上の留意点その1
- 製品標準書 (製造フローを含む)
- 製品標準書及び製造指図と連動した運転操作手順書
- 製造指図書原本及び記録書
- GMP文書作成事例 (GMP文書の作り方) と作成上の留意点その2
- 逸脱処理票
- 変更管理申請・記録書
- 設計適格性評価手順書
- 演習