アクリル樹脂における特性、構造、設計、応用、評価

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
オンライン 開催

日時

開催予定

プログラム

第1部 アクリル樹脂 (メタアクリル樹脂) の基礎知識

~構造、物性、用途など~

(2020年11月26日 10:30〜12:00)

  1. アクリル樹脂について
    1. ポリマーの構造について
    2. 特徴
    3. 他の透明ポリマーとの違い
    4. 用途
  2. アクリル樹脂の高機能化の事例紹介
    1. 脆さをどのように改善するか?
    2. 耐熱性をどのように改善するか?
    3. 先端材料として使用できないか?
    4. リサイクルを進めて環境負荷を低減できないか?

第2部 アクリル系材料の、原料、加工法、及びその応用について

~アクリル系コーティング剤、アクリル系粘接着剤、光硬化型材料等~

(2020年11月26日 13:00〜14:30)

 アクリル系材料を、その原料であるモノマー、オリゴマーについての説明と、 その主要な加工法である重合についての説明、そして、主要な用途である、 コーティング剤、粘着剤、および、光硬化型材料、他の特殊用途についての 説明までの、3つの観点から解説を行います。

  1. アクリル系材料の総論
  2. アクリル系材料の原料について
  3. アクリル系ポリマーの製造について
  4. アクリル系材料の用途について

第3部. ~アクリル樹脂にも用いられる~ 表面に関する現象を理解し、膜の特性をあげる技術

(2020年11月26日 14:45〜16:30)

 アクリル樹脂にも共通することだが、膜の物性は主に用いる樹脂で決まるが、液中並びに膜形成過程で生ずる界面を制御することで、各種特性を付与できる。ここでは身近な問題・疑問から出発し、界面・表面を制御する技術の理解を深める。動画も交えて、できるだけわかりやすく解説する。また使い勝手のいい、透明性や平滑性の評価機器についても紹介する。

  1. 表面及び表面調整剤概論
    • 塗布乾燥における問題は
    • 表面にかかわる問題と表面張力の関係
    • 表面調整剤はどのような構造をしているか
    • 表面調整剤でできること
  2. アクリル樹脂とスリップ性
    • スリップ性をあげる添加剤
    • スリップと傷
  3. アクリル樹脂と撥水性と超親水性
    • マクロマー技術による表面のコントロール
  4. アクリル樹脂と擦り傷対策 (ナノ粒子と表面調整剤)
    • 透明性に影響を与えないナノ粒子ディスパージョン
    • 膜のそりを抑制する効果
  5. UV系での微粒子の分散
    • 微粒子をUV系で分散するには
    • 分子構造が制御された分散剤の利点
  6. 透明樹脂における機器測定
    • 透明性をクラリティとヘイズで数値化する
    • 平滑性を数値化する
    • アクリル樹脂における測定事例

受講料

複数名同時受講割引について

アカデミック割引

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

ライブ配信セミナーについて