本セミナーでは、国内外を網羅的に取材して集めた情報を元に、NTT DoCoMo, au, ソフトバンクモバイルのAndroid戦略など、各キャリア・メーカ・市場の動向を予測いたします。
スマートフォンへのシフトが加速している。 各キャリアではスマートフォンラインナップを大幅に強化。今年度の販売台数計画も上方修正するなど、キャリアの予測を超えて、普及して行くとみられている。 その原動力となっているのが、KDDIのiPhone販売開始だ。ようやく日本でもiPhoneのマルチキャリア展開がはじまったことで、キャリアの「土管化」に拍車が進むと見られている。 一方、Android陣営も、最新プラットプラットフォームとなる「Ice Cream Sandwich」を投入。日本でもNTTドコモから取り扱いが始まることで、Android採用メーカーにも激震が走ろうとしている。 端末ラインナップ競争だけでなく、スマートフォン戦争は、料金競争にまで飛び火している。KDDIがソフトバンクモバイル「ホワイトプラン」に対抗した料金を出したかと思えば、NTTドコモは24時間、キャリア内通話が定額となる「Xiトーク24」を発表した。5900万という巨大な市場で定額通話プランが実現したことは「パンドラの箱」を開けたと業界では揶揄されている。 また、スマートフォンユーザーが爆発的に増えることで、心配されるのがトラフィックだ。各社とも「オフロード (回避) 」戦略を迫られつつある。 スマートフォンブームによって、各キャリア、メーカーは戦略の見直しを迫られている。果たして、どこが勝者となるのか。日本と世界をくまなく取材して集めた情報を元に、未来を予測していく。