製造業における暗黙知の形式知化

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本セミナーでは、100社以上の製造業で技術伝承を指揮したコンサルティング経験を持つ工学技術者の講師が、製造業でありながら産業構造の違う業態での具体的なナレッジマネジメントの実践例など暗黙知を形式知化する最新の「ナレッジマネジメント方法論」を詳解いたします。

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プログラム

本セミナーでは、製造業の上流工程 (開発、設計、生産技術) に従事する技術者を対象に、暗黙知を形式知化する最新の「ナレッジマネジメント方法論」を学習し、「技術伝承」の実践力形成を目的とする。  講師は、100社以上の製造業で技術伝承を指揮したコンサルティング経験を持つ工学技術者で、組立産業、加工産業、設備産業などを幅広くカバーする「可視化、デジタル化」の方法論を有している。現在はAI開発企業の代表も務めており、テクノロジートレンドの最新動向も紹介する。  主となるのは「汎知化® (はんちか) 」という考え方で、暗黙知をヒアリングベースで記述する単なる形式知化 (マニュアル化、等) に留まらず、工学的な視座 (機械、電気、化学、等) から汎用的なモデルを創り上げることで、組織固有の専属知を汎用的な知識体系に置き換え、陳腐化の問題に備えられる点が特徴となる。  加えて、自動車部品メーカ、電機メーカ、金型メーカという、同じ製造業でありながら、産業構造の違う業態での具体的なナレッジマネジメントの実践例も紹介する。

  1. 背景、概要 (製造業における暗黙知への対処)
    1. 自己紹介、会社紹介
    2. 背景、現状理解
      1. 製造業における「技能継承」の問題
      2. 暗黙知の在り処、種類
      3. ナレッジマネジメントの歴史・系譜
    3. 「汎知化®」とは
      1. 暗黙知からの形式知化、「汎知化®」への展開
      2. 「方法論」概説
        • DSM
        • BrainModel®
        • D2T
      3. 「工学的視座」からの展開、その必要性
  2. 「技術継承」の方法論 (ナレッジマネジメントから教育へ)
    1. 言語化、可視化、体系化
      1. 「JIS/ばね設計」事例の説明
      2. ばね設計における「複雑さ」の可視化
        • DSM (Design Structure Matrix / 設計構造化マトリクス) 作成
      3. 「暗黙度」の判定方法、体系化
    2. 製造業における「活用形態」への展開
      1. 手順書、マニュアル
      2. メカニズム記述書、技術標準
      3. 情報検索システム (ナレッジマネジメント)
  3. 実践ワークショップ
    1. 個人ワーク
      1. 実践 :「不都合」と「不具合」の分離
      2. 講義 :「エネルギー、現象」視点でのグループ化
      3. 実践 :「エネルギー経路」の確認
    2. グループワーク
      1. 実践 :「不具合」リストアップ
      2. 講義 :「決定木 (要因ツリー) 」作成の方法
      3. 実践 :「決定木」作成
  4. ナレッジマネジメント / 実践事例の紹介
    1. 「自動車部品メーカ」における活用モデル
    2. 「電機メーカ」における活用モデル
    3. 「金型メーカ」における活用モデル
  5. まとめ (展望)
    1. 「技能継承×ナレッジマネジメント」のアップデート
    2. 5年後、10年後、30年後の「製造業」

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