嗅覚はヒトの5感の一つであるが、視覚、聴覚、触覚といった物理的な刺激に対するセンサーではなく、味とともに数多の化学物質に対するセンサーである。したがってその数値化や評価は困難であり、臭気対策にはこの数値化が欠かせない。環境のいわゆる悪臭調査と評価を主業務としている当社では、この技術を応用して各種消・脱臭技術やにおいを応用した製品の評価を行っている。
本セミナーではこれまでの試料採取現場での経験や、製品評価にあたりどのように工夫してにおいを数値化して評価しているかを公開する。現在悪臭苦情に苦慮している現場、消・脱臭技術の開発、その他様々な業界で注目されるにおいを応用した技術開発のためのヒントになるはずである。
- はじめに
- 嗅覚とは
- においとは何か?
- 悪臭、臭気、臭い、匂い、におい、ニオイ…
- 極めて広い分野から求められるにおいの測定・評価
- においを感じる仕組み
- 分子構造と臭質に関連はあるか?
- 感覚量と刺激量の関係
- 悪臭防止法とにおいの数値化手法 (当社の紹介含む)
- 悪臭防止法から学ぶにおいの数値化手法
- 特定悪臭物質の測定方法概要
- 三点比較式臭袋法とは
- 複合臭の評価、海外の官能評価との類似性等 -
- においの強さと濃さ、広範性、臭気強度、臭気濃度、臭気指数
- 物質濃度とにおいの強さ、機器分析と官能評価の関係について
- 悪臭防止法による規制
- 苦情の推移と規制手法の変遷
- 規制の仕組み
- 当社、株式会社環境管理センターについて
- 臭気分析における当社の強み
- 特定悪臭物質以外の様々な臭気成分分析について
- 三点比較式臭袋法以外の各種官能評価、パネルの選定と育成について
- 近年のセンシング技術や簡易測定法について
- 実用化されているにおいセンサーの種類と原理、官能試験との関係について
- その他簡易測定技術の現状
- 工場・事業場の臭気対策
- 臭気対策の難しさ
- 対策を優先すべき発生源
- 発生量の把握方法
- 業種別留意点概要
- 脱臭装置の種類と選定方法、維持管理の重要性と難しさ
- 周辺住民とのコミュニケーションの重要性
- 室内異臭の評価方法と事例
- 建築業界の評価方法
- 実際の異臭事例
- 臭気評価を伴う各種受託試験の内容と工夫
- 空気清浄機
- 消・脱臭剤
- たばこ
- その他
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ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
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- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
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