近年はCROの隆盛、コストの削減等からESP (External Service Provider) を使い、社員はより中核的あるいは戦略的PV業務にシフトする企業さんが多くなってきている。これらのOutsourcing においてはPartnership Contract (基本契約書、Master Agreement) を締結するとともにPV Service AgreementやSDEA (Safety Data Exchange Agreement) でその詳細を記載し、品質向上のため監査 (PV Audit) を行う必要がある。
海外での販売委託や安全情報の収集においてはPV Auditをriskベースで行う必要がある。2019年に発生した新コロナウィルスの蔓延によりPV Auditをremote で行う必要が生じているがremote auditにはそれなりの得失があり、注意して行う必要がある。remote auditでは これらの得失をrisk-basedで整理したrisk based remote audit を行う必要がある。本稿ではこれらベンダーコントロールの方法とコロナ時代に配慮したrisk based remote auditの方法について詳述する。
ユニークな製品を持ちながら、海外展開の経験やノウハウがないため、割安な価格でライセンスアウトする企業さんも多い。また一方で日本国内では自社で販売しているため、グローバルなPV体制を構築しなければならない状況で、頼らざるを得ない海外ベンダー (これには提携製薬会社も入る) のコントロールをどうするかは大きな問題である。契約通りに業務が行われているかは、信頼性保証としてのPV Auditを行わなければならないが、2019年に突如発言した新型コロナウィルスは現地 (対面) 型PV auditの実行を難しくしている。ただここに来て当局もvirtual なremote auditに理解を示し始めており、種々の危険・リスクを考えると今後Auditの主流になる可能性が大きい。
本稿では日本の製薬企業の海外展開、すなわちグローバルPV体制の構築とそれに伴うベンダーコントロール、その実効性を確保するためのPV Audit、さらにはコロナ時代で要求されるRisk Based Remote Auditについて詳述する。
- 第1部 ベンダーコントロールとグローバルPV体制
- ベンダー (ESP) 利用の基礎:ベンダー (ESP) とは?
- ベンダーコントロールに必要な文書
- PV Agreement, SDEA, SLAの概念とその範囲
- グローバルPV体制と海外ベンダー (ESP) の利用
- ベンダーコントロールの手法
- PVA、SDEA、SLAの作り方
- ベンダーコントロールの実施
- 第2部 コロナ禍におけるPV Audit
- PV Auditの目的
- Auditの報告 (Evaluation) と判定基準
- QMS、自己点検 (CAPA) ベンダーコントロールとAuditの兼ね合い
- Remote Auditの得失
- 現地AuditとRemote Auditにおける手順の相違
- 欧・米・日のPV規制の相違とPV Audit
- After Audit (Follow-up) :より良いPVシステムを目指して)
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。電子媒体での配布はございません。
- 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。