本講演は、世界、日本の多チャンネル放送の動向について概観し、生き残りの柱となる新たな動向に着目することで今後の「有料放送」の戦略について考察を加える。 既存ビジネスモデルの考察を行うことで、既存事業について採るべき戦略を提示することに加え、今後取り組むべき新たな視点を提示することで、従来の有料放送事業からの脱却を踏まえた全体像を提示したい。 最終的には、我が国有料放送事業者が進む方向性について、仮説を提示することとしたい。