ヒューマンエラーによるトラブルが発生すると、要領・ルール等を強化して反省を迫り、言われたことしかやらない「考えない集団」を生み出し、見事に「負の連鎖」を繰り返してしまいます。『もう、膨大なコストをかけて自動化、機械化するしかないのか?』と諦めてしまう前に、「人間重視の活動」により、「改善の知恵が日常化する組織風土を形成する」仕組の構築をお勧めします。
その仕組は人間の本質、深層心理に照準を当てたものであり簡単に構築可能なのです。しかし、現場では人間に関わる仕組構築は難しいと思われ、「人間を除外した改善施策」が採られてきました。仕組構築の鍵は人間が本来保有している「良くした」との「善なる思い」に働きかけ「わくわく」感を生み出し、エラーを防止していく点にあります。
本セミナーにおいては、「ヒューマンエラーは人間が引き起こす、従って人間が防げるのだ」との観点から、人間の「意欲」や「やりがい」の基である「人間力醸成」を品質改善の基盤として、「簡単に実践できて効果が絶大」な今まで体験したことのない「改善の仕組」を提供いたします。即ち「改善活動への動機付け法」、「改善マインド及びリスクマインド醸成法」、「人間関係の向上法」、「人間力醸成法」等について学んでいただき、現場での実践に即日、役立てる内容を提供いたします。『ルール強化はもう限界だ!』と感じている方や現在実践中の「品質改善活動」「QCサークル」「ヒヤリハット運動」などに限界を感じている方々のご参加をお待ちしております。
講師はSI分野の品質 (プロセス) 改善で、日本初のCMM®レベル5を達成した経験者で、IT系システム開発&運用分野を専門としますが、過去、IT系以外の機械・制御・製造系、化学・薬品・医療系、プラント・設備運用系、航空・交通・輸送系、電力・資源・エネルギー系、企画・教育・事務系等の多分野の方々にセミナーや企業研修を提供させていただき、「人間のメンタルな部分でエラーを左右してることが分かった」「メンバーへの動機付けのヒントが得られた」「今までの自分にない人間性、精神的側面、リスク管理について学べた」「今期待されている役割に合致しており自分になかった気づきを得られた」「直ぐに活かせる方法が多くあり、早速、実践してみたい」等のご評価を賜っております。
- 第1章 ヒューマンエラーと人間重視
- ヒューマンエラー防止活動の基盤
- ヒューマンエラー防止と「会社人生」の選択
- 人間のタイプと企業活動
- ヒューマンエラー防止と本セミナーの主張
- 何故ヒューマンエラーが繰り返されるのか?
- 従来手法でエラーを防ぐことは出来るのか?
- 第2章 失敗を繰り返さないための「人間力の醸成」
- 「失敗の構図」と「品質問題の発生」
- 失敗の構図と負の連鎖
- 演習1「ヒューマンエラーの悩み」
- 人間重視と人間力の醸成
- 人間重視の品質改善
- 「わくわく」感と人間力醸成の構図
- ヒューマンエラーと人間関係の向上
- 演習2「トラブルと人間関係」
- 「心理学的な知恵」と人間関係の向上
- 第3章 ヒューマンエラー防止のための「動機付け」ケーススタディ
- 人を動かす仕組考案のコツ
- 人間重視の思考パターン
- 「人を動かす仕組の考案の例」
- 演習3:「動機付けするケーススタディ」
- 失敗した際の部下の指導法
- 演習4:「リーダシップのチェック」
- 相手を活かすコツ:メンタリングとコーチング (注)
- (注) メンタリングとコーチング:心理学的なコミュニケーション技法
- 組織的活動に人を動かすコツ (人を動かす再発防止策①)
第4章 エラー防止のための「リスクマインド醸成」ワークショップ
- 簡単にできる「問題発生防止」ケーススタディ
- 「問題管理」と「リスク管理」の相違
- 演習5:「ヒューマンエラーとリスクマインド」
- 「リスク管理の仕組」事例
- 人を動かす「リスク管理」の仕組事例
- リスク管理ミーティングの例
- リスクマインドの醸成 (人を動かす再発防止策②)
第5章 エラー防止のための「改善マインド醸成」ワークショップ
- ミスを防ぐ「改善マインドの醸成」
- エラー防止のための「改善マインドの醸成」事例
- 演習6:「ヒューマンエラー防止と改善提案」
- 「わくわく」感を生み出す「全員参加型改善活動」
- 人を動かす「全員参加型改善活動」の事例
- ポストイット活用による「全員参加型改善活動」
- 改善マインドの醸成 (人を動かす再発防止策③)
第6章 ヒューマンエラー防止活動への行動開始
第7章 実践に向けてのご質問&エール
- Capability Maturity Model and CMM are registered in the U.S. Patent and Trademark Office.
案内割引・複数名同時申込割引について
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