第1部 ミリ波回路材料の誘電率評価技術
(2020年11月6日 10:00〜14:15)※途中、昼食休憩含む
2019年9月にプレサービスが開始した5G通信、その先を目指した5G Beyond、そしてADASを搭載した次世代自動車といった次世代ミリ波システムの実現に向けて、ミリ波帯が脚光を浴びています。一方で、マイクロ波帯よりも周波数が高くなるミリ波帯では、回路材料となる導体や誘電体に起因した損失が増加し、回路の実現を困難にします。このため、回路材料となる誘電体や導体のミリ波特性が明確な低損失材料を回路設計者に素早く提供することが重要です。
本セミナーでは、実例を踏まえたミリ波回路材料の使われ方や材料自身の電気特性評価法に関して測定例を示しながら解説します。
- ミリ波とは
- 次世代ミリ波システム
- 望まれるミリ波材料
- ミリ波材料の使われ方
- ミリ波伝送路
- ミリ波平面線路
- MSL線路の設計方法
- MSL線路の伝送損失の計算例
- CPW線路の設計方法
- CPW線路の伝送損失の計算例
- 裏面導体付CPW線路の設計方法
- 裏面導体付CPW線路の伝送損失の計算例
- 材料評価技術
- 材料評価技術の分類
- 低損失材料の複素誘電率の評価技術
- 平板形状試料
- フィルム形状試料
- 円板試料
- 棒状試料
- 導体材料の導電率の評価技術
- 表面側導電率 (表面抵抗)
- 界面側導電率 (表面抵抗)
第2部 誘電率測定の不確かさ評価と超広帯域での高精度計測技術
(2020年11月6日 14:30〜17:00)
第5世代無線通信 (5G) の実用化が世界的に進められており、日本でも2020年に商用サービスが開始される予定です。その中では、高速低遅延の無線通信に適したミリ波帯も利用されるとされ、ミリ波帯の産業応用がますます加速していきます。電磁波を利用するシステムでは、誘電体材料が基板やアンテナなどとして用いられており、その誘電率は設計やシミュレーションに必須のパラメータです。従って、ミリ波帯における誘電率評価技術は、材料のミリ波帯応用を進める上で極めて重要な役割を果たします。
本講座では、誘電率測定の最新の技術動向からその精度評価の方法までを解説します。
- 誘電率測定のニーズと代表的な測定方法
- 誘電率の定義
- 誘電率測定のニーズ
- 代表的な測定方法
- 高損失材料の誘電率評価技術
- 反射伝送法の測定原理
- 測定精度 (不確かさ) 評価
- 低損失材料の面内方向誘電率評価技術
- スプリットシリンダー共振器法の測定原理
- 測定精度 (不確かさ) 評価
- 低損失材料の面直方向誘電率評価技術
- 平衡型円板共振器法の測定原理
- 測定精度 (不確かさ) 評価
- 測定再現性の向上に向けた取り組み
- 測定周波数の170 GHzまでの拡張
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 他の割引は併用できません。
アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。電子媒体での配布はございません。
- 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
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