第1部 自動車のプラスチック化・意匠性向上と塗装代替技術への期待
(2020年11月12日 10:30〜12:00)
自動車の燃費改善、衝突安全 (特に歩行者安全) 、意匠改善及びリサイクル性等の見地から車体外板の材料転換、塗装不要外板および塗装代替技術が注目されている。車体軽量化による燃費改善の動向、さまざまな車体外板材料の紹介、次世代自動車における代替外板材料の可能性と外板に求められる特性を紹介する。
- 自動車を取り巻く社会環境
- 自動車に求められているさまざまな機能や性能
- 次世代自動車の開発
- 自動車の軽量化と樹脂材料
- 軽量化の必要性とその問題点
- 自動車への樹脂材料の適用
- 電気自動車と樹脂材料
- 次世代自動車としての電気自動車の位置づけ
- 電気自動車の開発とその課題
- BMWのCFRP車体を用いた電気自動車
- 車体外板への樹脂材料適用
- 車体外板に求められる特性
- 樹脂製外板と車体への固定法
- 塗装およびその代替表面
- 今後求められる機能や性能
- まとめ
第2部 金属調光沢の高分子フィルムの光学特性、電磁波透過性
(2020年11月12日 13:00〜14:30)
ポリマー鎖中に色素を導入した含色素ポリアニリン類縁体のフィルムは金属調光沢を示し、構成色素を変更することで多彩な色調の光沢フィルムを作製できる。 本講演では、ポリアニリン類縁体の合成、および光学特性、電磁波透過性などの特性について紹介する。
- はじめに
- 金属調光沢をもつ有機材料
- 金属調光沢をもつ含色素ポリアニリン類縁体
- 合成
- 特性
- 光学特性
- 電磁波透過性
- 表面硬度
- 光安定性
- 耐候性
- まとめ
第4部 Neo-TOM工法による自動車外装への加飾
(2020年11月12日 14:45〜16:15)
真空成形法から誕生した3次元表面加飾方法「TOM工法」は自動車内装品の新しい工法として広く採用されるに至っているが、此の工法を進化させ自動車外装加飾 (塗装代替) への応用を目標とした「Neo-TOM工法」について解説し、さらに進化させた「Neo-TOMⅡ」を紹介する。
- TOM工法 (Three dimension Overlay Method)
- 原理とプロセス
- TOM工法の特徴
- 実用化例
- TOM工法に使用される表皮材 (フィルム)
- フィルム構成
- 被覆形態
- 加飾における位置付
- Neo-TOM工法
- 装置
- プロセスⅠ 車体ルーフの場合
- プロセスⅡ ドアー・ボンネット等の場合
- 加飾イメージ写真
- Neo-TOM工法の特徴
- さらなる進化形「Neo-TOMⅡ」
複数名同時受講割引について
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