プラスチックの自己再生能力を活かした高度マテリアルリサイクル手法とプラスチックリサイクルの最新動向・今後の展望

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世界中で問題視されている、プラスチックによる環境汚染。
本セミナーでは、その解決策となるプラスチックリサイクルについて、現状や課題・今後の展望、特に有効とされているマテリアルリサイクルの実践的手法などに関して解説いたします。

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プログラム

1950年代にはじまったプラスチック産業は、その後急速に成長し、現在では全世界で年間3億tを生産するまでになり、さらに増大することが見込まれている。一方でプラスチックの廃棄処理手法に関する研究はほとんど手が付けられておらず、多くは行き場のない産業廃棄物となり、世界の多くの地域で環境汚染を引き起こしている。  この問題の解決法の一つであるマテリアルリサイクルは、具体的な製品形状をもって市場に出回るため、一般消費者にわかりやすく訴求性があり、循環型経済の確立に欠かせない手法である。しかし一方でその比率は2000年以来30%程度に留まり、低迷したままである。  本セミナーではその原因について考察するとともに、最近見出されたプラスチックの物理劣化・物理再生理論と、その実践的な取り組みについて紹介する。

  1. プラスチックによる環境汚染について
    1. 海洋プラスチック問題に関する考察
    2. 廃棄プラスチックの処理課題に関する考察
  2. 日本におけるリサイクルの現状
    1. 主なリサイクル手法
    2. 現状のマテリアルリサイクルに対する認識
  3. プラスチックの物理劣化と自己再生能力
    1. プラスチックの物理劣化現象
    2. 物理劣化発現メカニズム
    3. プラスチックの自己再生能力
    4. 内部構造と物理劣化・物理再生との関係
  4. 実践的なマテリアルリサイクル手法
    1. リサイクルプラスチックのペレタイズ条件依存性
    2. 樹脂溜まり
    3. 樹脂溜まり付きエクストゥルーダの機能
    4. 射出成形条件の影響
  5. 今後のプラスチックリサイクルに関する考察
    1. 高度なマテリアルリサイクル
    2. 新たなプラスチックリサイクルの取組みの紹介
  6. まとめ

受講料

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