ウェブハンドリングにおけるトラブル発生メカニズムとその対策

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フィルム、紙、不織布などのウェブを製造する過程において、搬送時には折れしわやスリップ、巻取り時には巻き締り、スリップ、ゲージバンドなどの予期せぬ不具合が生じることが多々あると思います。これを防止する手法としては、経験と勘を基に製造条件を試行錯誤的に検討していると耳にすることが多くあります。これらの不具合は製品の品質と直結することであり、不具合防止は極めて重要な課題です。本セミナーでは、上記不具合の原因・対策案について学問的な立場からアプローチして、不具合の未然の防止を図る知識を養うことを目的としています。本セミナーを受講したからといって全ての問題を解決することができるとは限りませんが、解決の糸口を見つけることができるでしょう。  本セミナーを通じて、ウェブハンドリング技術の基礎を勉強することによって今後の仕事へのやる気と知識をつけることができると思います。ウェブハンドリング技術は、我が国にとって非常に重要な技術であり、今後もその重要性は増してくるでしょう。  そのため、本セミナーを通してウェブハンドリング技術の現場だけの経験だけでなく、学術的な知識を身に着けることは今後必ず役に立つことだと確認しています。是非受講してください。

  1. はじめに
    1. ウェブとウェブハンドリング
    2. ウェブハンドリング技術のポイント
    3. ウェブハンドリングの研究の流れ
    4. まとめ
  2. ウェブの力学的性質
    1. ウェブに作用する力とその変形
    2. フックの法則
    3. ウェブ素材の構造と弾性の関係
    4. 液体の構造と粘性
    5. 粘弾性体とその力学的モデル
    6. ウェブの曲げ
    7. ウェブの座屈
    8. ウェブの折れしわ
  3. ウェブハンドリングのトライボロジー
    1. ウェブ搬送とトライボロジー
    2. 摩擦力と摩擦係数
    3. 摩擦係数の測定
    4. オイラーのベルト公式
    5. 固体の接触と摩擦
    6. 摩擦のメカニズム
    7. 摩擦係数のコントロール
    8. マクロスリップの発生条件と抑止方法
  4. ウェブの巻取り問題
    1. ウェブの巻取り方式
    2. ロール内部の応力状態
    3. 巻取りロール内部のヤング率の異方性
    4. Hakielの巻取り理論
    5. 巻取り張力の最適化
  5. ウェブハンドリング技術における学術の応用

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