コア技術を活用した新規事業テーマの発掘と推進

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本セミナーでは、社内に眠る技術・ノウハウを掘り起こし、新規事業テーマ探索に活かす方法、他社に先んじて新技術・新製品を生み出すための仕組み、仕掛けを公開いたします。

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開催予定

プログラム

第1部 旭化成におけるコア技術を活用したイノベーション創出

(2020年10月15日 10:00〜11:30)

 演者のこれまでの経験を含め、コア技術の認識の重要性、コア技術をどのように活用してイノベーションの創出につなげるかを支障のない範囲で実例も挙げながら説明する。

  1. 旭化成グループの事業概要
  2. コア技術の重要性
  3. コア技術をイノベーション創造にどう結びつけるか
  4. 実例 など

第2部 コア価値をベースにした既存事業の競争力強化、新事業テーマ・ アライアンス候補の発掘手法

(2020年10月15日 12:15〜13:45)

 企業が利益ある成長をし続けるためには、事業競争力の源泉となる「コア価値」を「知的財産」と認識し、それらを獲得・強化する戦略を全社的に展開し、事業の競争力強化と企業価値の向上を実現する「知財経営戦略」を実行する必要がある。  この知財経営戦略は、事業部門が、自らその事業ビジョンに基づき自社事業のコア価値を見定め、それに対してIPランドスケープを実行して、顧客のニーズや競合企業の技術動向等を分析を行い、コア価値を獲得・強化する事業戦略と、その競争優位を確保する知財戦略を一体的に策定して、研究開発やオープンイノベーション、M&A等の事業活動において両戦略を計画的に実行するものである。  そこで、今回は、当社が実践している「知財経営戦略」の全体像を概説したうえで、特に、事業のコア価値をIPランドスケープを活用し如何に見定めているかや、そのコア価値の獲得・強化策と知財戦略をどのように策定し事業活動として展開するかについて解説する。

  1. ナブテスコの経営戦略と事業活動
  2. ナブテスコの知財戦略の全体像と活動目標・方針、実行体制・内容
  3. 経営戦略策定、新規事業創造、既存事業強化に向けたIPランドスケープの実践法
  4. IPランドスケープを活用した顧客ニーズ、市場環境分析の手法
  5. IPランドスケープによる新事業・技術の開発テーマ探索法
  6. IPランドスケープによるM&A、CVC候補の探索・評価方法
  7. ナブテスコのグランドビジョン実現に向けた事業のコア価値の選定法
  8. 事業のコア価値をの獲得強化計画の策定手法
  9. コア価値を活用した事業創造手法 (独自開発とオープンイノベーションの見極め)
  10. コア価値獲得・強化を実現する知的財産戦略の策定・推進方法
  11. コア価値を創出するためのアイデア発想手法
  12. コア価値の知財武装 (ノウハウ保護・権利確保等) の対応策
  13. 今後の知財部門のあるべき姿に関する考察

第3部 堀場製作所におけるコア技術オリエンテッドな事業推進

(2020年10月15日 14:00〜15:30)

 株式会社堀場製作所は、分析・計測を軸として、自動車、環境、医用、半導体、科学の5つのセグメントで事業を展開し、各分野のニッチ領域で高いシェアを誇るユニークな製品を有している。  全てのビジネスセグメントは、研究開発設計機能を世界各地に配置しており、セグメント毎に事業方針を定め、技術開発や製品開発の計画を策定し推進している。  各ビジネスセグメントの取り組みを紹介すると共に、研究開発者のモチベーション向上に直結している企業風土の醸成、グローバルな人財育成、マトリックス経営など、これからの地球規模でのビジネス環境の変化に対応するための取り組みを紹介する。

  1. 堀場製作所の会社概要
  2. 各ビジネスセグメントの事業内容
  3. 新事業の開拓
  4. 企業文化
  5. グローバルな人財育成
  6. グローバルマトリックスオペレーション
  7. 開発/製品化プロセスの変革
  8. 産官学連携

第4部 Withコロナ、Afterコロナのビジネスチャンスの考え方と

(2020年10月15日 15:45〜17:45)

 新型コロナウイルスにより、働き方や生活に仕方に大きな変更を強いられました。しかし、強制されたことにより価値の優先順位に変化が起こり、また思いがけない気づきもあったようです。たとえば、住宅の上位の価値には、「駅に近い」という項目がありますが、今回の出来事をきっかけに、この駅に近いという利便性の価値を重視しない価値観が増えてきています。しかし、一方では不変の価値も存在し、その価値が改めて見直されてもいます。  新たな変化や気づきはビジネスチャンスですが、ただし、企業内新規事業で大切なことは、これらの変化や気づきを自社のコア技術と結びつけることです。本講演では、このチャンスを自社新規事業につなげていくための考え方と進め方について解説します。

  1. 新型コロナウイルスで起こった現象の考察
    1. 変化によって新たな市場が生まれるメカニズム
    2. 想像力と創造力の組み合わせの大切さ
    3. 働き方、生活の仕方、心理面の変化の現象 など
  2. withコロナ、afterコロナの想像とビジネスチャンスの捉え方
    1. キーワード①:免疫力 (免疫力の意識の高まり)
    2. キーワード②:距離 (距離の価値と移動の価値
    3. キーワード③:コミュニケーション (つながりの種類)
    4. 何が変わり (変化) 、何が変わらないのか (不変)
    5. 変化追随型モデルと理想実現型モデル など
  3. 変化や気づきを自社の新規事業に結びつける考え方と進め方
    1. 変化の分析より自社の分析が先
    2. 自社起点で変化や気づきを考察する
    3. 顧客価値の体系
      • 価値の種類
      • 価値の大きさ
      • 差別化価値 など
    4. 新規事業開発から見たコア技術の捉え方
      (技術の要素分解からアイデアは見えてこない)
    5. コア技術の抽象化とビジネス構造マップ
    6. withコロナ、afterコロナにおけるビジネスチャンスの分析
    7. チャンスを自社の新規事業のアイデアに結びつける進め方

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