本セミナーでは、粉体操作の基礎から解説し、粉体操作に関わるトラブルの原因と予防・対策・未然防止策について、講師の実体験を交えてノウハウを提供いたします。
粉体を扱う場合のトラブルはさまざまである。演者は粉体の物性測定段階からプロセス設計を行い、設備・装置の設計、試運転までを数多く経験してきた。実体験を含めて多くのトラブルに関わる事項を整理し、予防のための対策についてのノウハウを提供する。 まず、粉体を扱う上での基本的な考え方を述べる。次に粒子付着・凝集および塊を生じる固結のメカニズムについて説明し、さらに滞留 (たまり) と貯槽やシュート類での閉塞 (つまり) についてその現象と対策を述べる。滞留については逆にそれを都合よく利用する効用にも触れる。最後に粉体プラント・機械の計画から実施までにおける多くのトラブルおよびスケールアップ時のトラブルについて説明する。摩耗と粉塵対策についても言及する。参考として、多くの対象に役立つ開発や設計のアイデアの出し方について具体例付きの資料を示す。
学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。