ビッグデータは、単なる大量データ処理技術ではない。多様なデータを活かすことで、情報を大きな価値に変え、企業ビジネスモデルはもちろん、社会そのものも変えてしまうだけの大きな潜在能力をもっている。 また、ビッグデータを支える技術の多くは、大量データ処理以外にも有用であり、すべての企業において情報システムの構築では、ビッグデータ技術との利用・融合は避けられないだろう。しかし、その一方でビッグデータには数多くの誤解があり、また、ビッグデータを使いこなすのは簡単ではない。 本講演では、ビッグデータとは何かを概説し、それを活かすためのハードルとその解決策を示していく。なお、今後、ビッグデータとその技術を活かせるか否かは企業の命運がかかっているといってよい。このため、技術担当者だけではなく、企業経営に関わる方々の参加も考慮して講演する。