視覚的注意・視行動分析の情報学的研究の動向

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視線分析に関する近年の技術進展と長年の心理物理学知見の蓄積により、視線計測を応用したインタフェース設計への関心が高まっています。心の窓と言われるように、目から人間の内部状態にアクセスすることができますが、多次元変数によって記述されると考えられる内部状態とそれに比べれば低次元情報を持つ視線との関係を一意に定めることは困難です。その関係を解きほぐす鍵はコンテクストであり、外環境と視線それぞれのダイナミクスの関係が重要になります。  講師は、環境を理解し、記述する技術を基盤として、外環境からの視覚的な働きかけに対する人間の反応に基づいて内部状態を推定するMind Probingを提案しています。  本セミナーではそのコンセプトに沿って分析、設計してきた人間の内部状態を顕在化する視覚的インタラクションを中心に、視覚的注意および視行動分析の基礎から最新の研究動向までを紹介します。

  1. 目は心の窓
  2. 視覚
    1. 視覚系
    2. 眼の構造
    3. 視知覚の特性
  3. 視覚的注意とその計算モデル
    1. 潜在的注意と顕在的注意
    2. ボトムアップ注意とトップダウン注意
    3. 顕著性マップモデル
    4. アクティベーションマップモデル
    5. 機械学習型モデル
    6. 特定物体の見つけやすさや視認性とその計算モデル
    7. ディープニューラルネットワークの視覚的注意
  4. 視行動とその分析手法
    1. 視線,眼球運動
    2. まばたき
    3. 計測方法
    4. 統計的特徴と内的状態との関係
    5. 眼球運動パターンに基づく行動識別
  5. 人間の内的状態を顕在化する視覚的インタラクションのデザインとマイニング
    1. 視覚的な働きかけに対する反応に基づく内的状態推定
    2. 映像視聴時の集中/注意散漫状態の識別
    3. 運転時の集中/注意散漫状態の識別
    4. 熟練者/未熟者の視行動の分析

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