今や電波洪水とも呼べる現状の中、電波吸収体の重要性は増している。その実現には利用目的に応じた材料や構成を選択する必要がある。 本講演では、電波吸収体の利用分野や要求性能について述べ、電波吸収体の設計法や実現例について解説する。特に、各種電波吸収体の設計法については、一層構成、二層構成、λ/4構成について、その基本事項および無反射曲線の利用等の説明や、これらの設計法に基づいた電波吸収体の実現例について述べる。また、各種の材料定数の測定法や吸収量の評価法についても説明する。
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