はじめての英文契約書実務 (第1回)

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プログラム

第1部 一般知識総ざらい

  1. 英文契約書の構造
    様式化された4つの部分に分解し、法律背景も解説
    1. 冒頭部分
      • 契約の効力発生日
      • 前文
      • 約因文言
    2. 実質条項部分
      (契約当事者の権利・義務に関する条文)
    3. 一般条項部分
      (契約の運営・解釈・紛争処理に関する条文)
    4. 末尾文言部分 (調印権限問題)
  2. 英文国際契約のものの考え方とは
    1. 性善説 (日本) と性悪説 (アングロ・サクソン系) の違いの一般論
  3. 法律英語の特徴
    (助動詞、専門用語、長い複雑な条文構造)
    1. 法律英語の文法―特に助動詞shallの使い方
    2. 専門用語
      (法律用語と一般用語の大きな違い、ラテン語)
    3. 長い複雑な構文
      (修飾語、句、節の掛かり方のルール)
  4. 英文契約の基礎用語例と活用事例
    1. 使用頻度の高い契約専門用語・慣用句
    2. 間違いやすい法律用語
  5. 主な一般条項 (General Provisions) を理解して使う
    どのような英文国際契約にも使われる十数種類の一般条項の解説
    1. 英文契約の一般条項にはどのような役割があるのか
    2. 汎用性の大きい一般条項 (15種類) を覚えてしまおう

第2部 交渉の進め方、タイムスケジュール

  1. 交渉に入る前に交渉相手の文化・習慣を知る
    1. ビジネスマンの一般的な行動パターン
      1. 欧米人ビジネスマン
      2. 日本人ビジネスマン
    2. 英文国際契約と日本語の国内契約の違い
      1. 何故英文契約はやたらに長いのか
      2. 契約書での相手方の縛り方
        (契約の相手方に対する信頼感の問題)
  2. 標準的な契約交渉の日程・手続き例
    1. レター交換による交渉
    2. 最初の接触・意向の表明と打診
    3. 初期の実質的交渉 (ネゴシエーション段階 ステージ1)
      1. 秘密保持契約の締結・調印
      2. 合意形成と議事録minuteの作成
    4. 「レター・オブ・インテント」 の締結
      ~「レター・オブ・インテント」の機能と法的効力、実例
    5. 最終的な契約交渉 (ネゴシエーション段階 ステージ2)
      1. 最終契約案をどちら側が作成するか
      2. 交渉決裂の場合も考えながら交渉する
      3. 契約に落ちがないかの検証と
        準拠法・使用言語・紛争解決手段等の規定の挿入
      4. 締結 (調印権限について)
    6. 契約締結後の手続 (取引完結段階)
      1. 契約書の引渡し
      2. 隔地者間の契約書の調印と効力発生時点の問題

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105-0004 東京都 港区 新橋1-1-1
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