(2011年11月24日 14:30~15:40)
2007年6月に「日米における映像配信市場の現状と将来展望」と題するお話しをさせていただきました。 その後、4年余りが経過し、映像配信ビジネスの主要プレーヤーの顔ぶれも大きく変化しております。特に、米国においては映像配信ビジネスが、DVDレンタルやケーブル産業にまで大きな影響を与え始めております。 それに対し、日本では余り変化はなかったといえそうです。 なぜ、日本と米国では映像配信市場に大きな差が生まれているのかを、映画・テレビ産業構造や著作権法の違いといった基本に立ち返って整理してみたいと思います。 その上で、日米の映像配信市場が、今後、どのように成長していくのかを予想してみたいと思います。
(2011年11月24日 15:50~17:00)
小説本、音楽CD、放送番組はいずれも「コンテンツ」ですが、あらゆるコンテンツの中で、放送局制作の番組ほど、その中に多くの権利を含んでいるコンテンツは、他にありません。放送番組のネット配信は、数年前に比べれば盛んに行われるようになりましたが、すべて、多数の権利者の許諾を得て行われています。このような権利処理は、ネット配信や市販DVD化などの二次利用の場面だけではなく、番組の制作の時、初回放送の時にも必要です。 本講座では、番組の中に登場する権利者と、彼らが法律上有している権利の詳細を、分かりやすい具体例を挙げながら説明します。併せて、各権利者にいかなるバランスで許諾に係る使用料が支払われているのかという実務についても、お話しします。