レオロジー測定・解析を正しく使いこなすためのポイント

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本セミナーでは、レオロジーを学ぶうえで必要な用語や概念の理解から始めて、計測に必要な機器や測定上の注意点について解説いたします。

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プログラム

普段の生活から生産現場に至るまでクリーム、ゲル、ペーストなど様々な機能を持った流体が塗布、インクジェット、噴霧など多様なプロセスにより利用されてます。レオロジー測定の中心機器であるレオメータは高精度化と自動化が進み、典型的試験の結果は容易に得られます。しかし、その結果を見ても実際の問題が解決しない、製品の良・不良と物性がマッチしない、というお話をよく聞きます。レオメータはしばしば嘘をつきますので、適切な計測手法や解析の選択が問題解決に至る鍵となります。  本講義では豊富な経験に基づくレオロジー測定のノウハウと最新のレオロジー計測技術情報について解説いたします。

  1. レオロジー計測の基礎
    1. 粘性、弾性、塑性
    2. レオメータの種類
    3. 回転型レオメータの測定原理
    4. レオメトリックな流れ場
  2. 典型的なレオロジー測定の実例
    1. 定常粘弾性試験
    2. 過渡的粘弾性試験
    3. 動的粘弾性試験
  3. レオメータが嘘をつくとき
    1. 流れによる構造変化、構造形成と破壊
    2. シアバンドの形成
    3. 壁面滑り
    4. レオメータの勝手な判断
  4. レオメータによる測定のレシピ例
    1. クリーム・ゲルの計測
    2. 濃厚懸濁液の計測
    3. ミセルの計測
  5. 最新計測技術・手法の紹介
    1. 非線形性が分かる大振幅動的粘弾性解析 (LAOS)
    2. 分子レベルの構造が見えるレオ・オプティック計測
    3. ミクロ・マクロの構造が見える高速偏光イメージング解析
    4. ツインドライブ・レオメータで初めて分かった従来結果の嘘
    5. 超最新機器、バイオナノインデンテーションによるレオロジー評価
  6. まとめ

受講料

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複数名受講割引

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。