本セミナーでは、ゲノム編集について基礎から解説し、最新技術・研究動向など今後の展望を踏まえて解説いたします。
日時
- 2020年10月12日 10時30分〜 2020年10月12日 16時30分
開催予定
プログラム
ゲノム編集とは、簡単に言えば生物の持つ遺伝情報であるDNAの配列を、意のままに改変することです。それだけを聞くとまるで映画か小説のようですが、非常に基礎的な分子生物学に基づく科学技術により、現実のものとなりつつあります。このセミナーでは、ゲノム編集について学び始めた方、着手して間もない方を対象にその基礎から最新技術、応用までを、私が実際に見てきたことも含めてお話しします。
- ゲノム編集の基礎原理とこれまでの道のり
- ゲノム編集の原理
- 前ゲノム編集時代 1:遺伝子ターゲティング (ノ ックアウトマウス作製の原理)
- 前ゲノム編集時代 2:トランスジェニック技術 (遺伝子組換え作物の原理)
- ゲノム編集とは
- Non-Homologous End-Joining (NHEJ) /非相同末端結合
- Homologous Recombination (HR) /相同組換え
- Microhomology-Mediated End Joining (MMEJ) / マイクロホモロジー媒介末端結合
- ゲノム編集の前 CRISPR/Cas9史
- メガヌクレアーゼ時代の取り組み状況
- Zinc Finger Nuclease (ZFN) 時代の取り組み状況
- Transcription Activator-Like Effector Nuclease (TALEN) 時代の取り組み状況
- ゲノム編集の原理
- CRISPR/Cas9の特長とゲノム編集ツールの比較
- CRISPR/Cas9とは (ゲノム編集の革命児)
- CRISPR/Cas9発見の歴史 (日本人が最初に発見)
- CRISPR/Cas9の特長
- ゲノム編集ツールの比較
- ZFNのメリット・デメリット
- TALENのメリット・デメリット
- CRISPR/Cas9のメリット・デメリット
- ゲノム編集の現状と最先端技術
- ゲノムを編集するために
- ゲノム編集に必要な器具・設備
- 必要な知識やスキル
- 実験の具体的な進め方
- ゲノム編集の各ツールと特徴
- Cas9 Nickase:DNA二重鎖の片方だけを切断する
- FokI-dCas9:CRISPR/Cas9とZFN/TALENとのあいのこ
- 非特異的な変異の導入を軽減する高精度Cas9改変体
- PAM改変Cas9:標的にできる配列の種類を増やす
- saCas9とcjCas9:生体ゲノム編集を目指す小型のCas9
- 分割Cas9:ゲノム編集の時間的調節と特異性の向上
- 塩基編集技術 (Base Editing) :DNA を切断せずに塩基を直接編集する
- Prime Editing:DNAを切断せずに逆転写酵素を使ってゲノムを編集する
- anti-CRISPR:自然界に存在するCRISPR/Cas9の阻害分子
- CRISPR/Cpf1 (Cas12a) :Cas9ではないCRISPR
- CRISPR/Cas9のゲノム編集以外の目的への応用
- CRISPRi:遺伝子の発現抑制
- CRISPRa:遺伝子の発現活性化
- GFP融合Cas9:ゲノムDNAの配列特異的可視化
- エピゲノムエフェクター融合Cas9:エピゲノム編集
- CRISPR/Cas13a (C2C2) :RNAを標的とするCRISPR
- ゲノムを編集するために
- ゲノム編集技術の応用
- 動植物・生体への応用
- 遺伝子改変モデル生物の作製:サルなどの大型動物でも遺伝子改変可能
- 遺伝子改変畜産動物の作製
- 遺伝子改変農作物の作製
- Gene Drive:生物集団を遺伝的に制御、蚊がいなくなる日が来る?
- 細胞系譜の追跡:細胞が分裂して増えてきた歴史を辿る
- データを生きた細菌のゲノムに記録する:大腸菌に動画を保存?
- 微量のウイルスの検出:新たなウイルス性疾患の診断薬に
- ヒト受精卵のゲノム編集?:倫理と今後の課題
- iPS細胞による疾患モデルへの応用
- これまでのiPS細胞による疾患モデルの課題
- 心臓疾患モデル
- ダウン症モデル
- iPS細胞による細胞移植治療への応用
- iPS細胞による細胞移植治療の課題と取り組み
- 標的疾患:肝臓疾患、眼疾患、心疾患、神経疾患など
- 細胞移植治療をめぐる状況
- 生体内・外ゲノム編集の応用
- モデル生物の問題点
- HIV治療:最も開発の進んでいるゲノム編集による疾患治療
- 筋ジストロフィー治療
- 腫瘍免疫によるガン治療:本庶佑先生のPD-1を編集
- 眼疾患の生体内ゲノム編集による治療
- 血液疾患などその他の疾患の治療
- 動植物・生体への応用
受講料
- 1名様: 48,000円(税別) / 52,800円(税込)
- 複数名: 21,500円(税別) / 23,650円(税込)
案内割引・複数名同時申込割引について
シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 21,500円(税別) / 23,650円(税込)となります。
- Eメール案内を希望する方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,000円(税別) / 47,300円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 43,000円(税別) / 47,300円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 64,500円(税別) / 70,950円(税込)
- Eメール案内を希望しない方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 48,000円(税別) / 52,800円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 96,000円(税別) / 105,600円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 144,000円(税別) / 158,400円(税込)
アカデミック割引
- 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)
学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。