インターネット環境、通信インフラの充実に伴って、アジア市場における電子書籍、ゲーム、動画等のデジタルコンテンツ及びこれに関連するネットサービスの需要は拡大が見込まれ、コンテンツ・ネット関連の日本企業にとっても大きなビジネスチャンスになることが予想される。電子書籍等のデジタルコンテンツを海外市場に提供するにあたっては、現地企業との間で各種の取引契約が必要となり、言語・文化・商習慣の差異に加え、日本と異なる法制の下で、予想外の法的問題に直面することがある。 そこで、本講演では、中国、東南アジア主要国の著作権法を中心に、関連する規制法にも可能な限り触れながら、各種契約に関する法的な留意点を取り上げる。