1. グローバル人材とは何か?
~グローバル経営の文脈に応じたグローバル人材のあり方~
(2011年10月24日 14:00~15:25)
マーサージャパン (株) 代表取締役社長
古森 剛 (こもり つよし) 氏
四半世紀以上前から叫ばれてきた「グローバル化」。
ここ数年で激変した国内外の経済環境下で企業が目指すべき「グローバル化」とは何か。
また、これを推し進める「グローバル人材」とは。
本来、グローバル経営の姿自体が企業ごとに違う中で、「グローバル人材」の定義も曖昧になりがちです。
ここでは、グローバル人材のカテゴリを便宜上4つに分類し、その中で日本の人材に求められる変化のポイントをご紹介いたします。
- 日本の企業における「グローバル化」の文脈
- 中長期の計画におけるグローバル化のコミットメント
- 企業により戦略的志向性と想定する時間軸、地理的視点が違う
- 人材の視点で中長期の経営計画を見た場合の不足感
- グローバル化した組織が抱える現実的な課題
- グローバル・マトリクス組織の必然性
- 欧米系のグローバル企業がここ数年志向してきた集約モデルの意義
- 日系企業のグローバル組織運営の一般的現状
- 異なる4つのグローバル人材像 ~経営の視点から
- 日本にいながらグローバル視点の仕事をする日本人人材
- 海外に赴任して現地の仕事をする日本人人材
- 日本に来て普通に仕事をする外国人人材
- 海外で現地法人の経営等を任せられる現地人材
- 日本人がグローバル人材化する際の変化ポイント
- たかが英語、されど英語 ~目指す方向性で身につけるべき英語も違う
- 日本とは比較にならない圧倒的多様性の中でリスペクトを得るには
- 「胴元力」 ~グローバル本社のコーポレートスタッフという役目の理解
- 不確実性下でのリーダーシップを異国の地で発揮するための精神性
2. 待ったなしのグローバル人材育成
~新興国ビジネスを開拓しグローバル競争に勝ち抜くために、今、日本企業が取組むべき施策~
(2011年10月24日 15:35~17:00)
サイコム・ブレインズ (株) 代表取締役社長
西田 忠康 (にしだ ただやす) 氏
今、日本企業は急速なグローバル化の必要性に直面しています。
とりわけ、新興国と呼ばれる国々の経済発展に伴う市場の拡大には目を見張るものがあり、それらの国々におけるビジネス開拓の成否が10年後、20年後の生き残りを左右すると言っても過言ではないでしょう。
そのためには、自らの個性や強みを生かしつつグローバルなビジネス環境に適応し、ビジネスを構築していくことができるマインドとスキルを持った人材の育成と、グローバル ビジネスに対応していくための組織の変革が急務となっています。
本講演では、特に新興国で活躍することができる人材の育成にフォーカスし、事例を交えながら紹介いたします。
- 序論「急激に成長する新興国市場」
- 2050年の世界GDPランキング予測
- 背景となる状況
- 日本企業のグローバル化の動向
- 事例1:パナソニック
- 事例2:日立製作所
- 新興国へのビジネスシフトにどう対応するのか?
- 新興国トップマネジメント、ローカルマネージャーの育成
- 避けて通れない国内における英語力強化
- 中国市場の環境変化と求められる人材
- 中国民営企業の人材戦略
- 日本人派遣社員の役割
- 東南アジアにおける日本人駐在員に求められる資質
- 日本本社および現地スタッフの期待と駐在員の現実
- 駐在員に求められるスキルとマインドセットの変化
3. 懇親会 (参加自由 別途5,000円程度)
- 「グローバル人材研究会」の概要
- 【グローバル人材研究会】は、経営課題の1つである、グローバル人材の育成に関して、セミナー&体験学習を通して、以下の“3つの場“を提供します
設立趣旨 “3つの場“の提供
- 他流試合の場:自身のグローバリゼーションの腕試しをする場
- 人脈形成の場:ビジネスを成功に導く、人材交流・形成の場
- 動機付け (気づき) の場:不足しているもの、強化しておくべきもの、など企業や個人が準備しておく能力開発に関する気づきの場
活動内容
- セミナー&体験学習、及び懇親会
- 自分自身のグローバリゼーションへの動機付けとして、グローバル人材として 必要なスキルをセミナーと体験学習を通して、トータルで、体系的に提供します
- Part1 : どの様な、人材が求められているのか? (必要な人材)
- Part2 : どの様な、スキルが必要なのか? (必要なスキル)
- Part3 : どの様にして、必要なスキルを獲得できるのか? (解決法)
- 懇親会を通して、講師と参加者間など人脈交流・形成に役立てて下さい