5G/Beyond 5Gに対応した電磁波シールド・吸収材料設計の考え方、測定法

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第1部 5G/Beyond5Gに対応した電磁波シールド・吸収材料設計の考え方

(2020年9月8日 10:00〜12:30)

 スマートフォンなどの電子機器では5ギガヘルツ以下の周波数帯が用いられてきた。しかし、5Gでは6ギガヘルツ以上の高周波帯が用いられる予定である。磁性粉のスネーク限界を超える周波数帯域でのノイズ対策に新しいビジネスチャンスがある。  電磁波が高周波数化している第五世代およびその後に焦点を当てて、電子機器応用分野で可能性のあるノイズ対策シートなどの材料ビジネスチャンスについて電磁波の基礎から学ぶことができる。

  1. 第五世代移動通信の動向
    1. 5GMFの概要
    2. 5Gの3つの目標とキーコンセプト
    3. 5Gのいままでの実証試験
    4. 各周波数に対応した電磁波シールド・吸収材料の選択のコツと適用可能性
  2. 電磁波の基礎
    1. 電磁波とは何か
    2. 回り込む電磁波とすり抜ける電磁波
    3. 電磁波が反射する原理
    4. 電磁波を吸収する原理
  3. 電磁波シールド・吸収材料設計
    1. 電磁波シールド材料の紹介と設計のコツ
    2. 電磁波吸収材料の紹介と設計のコツ
  4. 電磁波シールド・吸収の評価法
    1. 平行金属板法
    2. 導波管法
    3. 空洞共振法
    4. 自由空間法
    5. TDR法
    6. マイクロストリップ線路法
    7. KEC法
    8. 各種測定法と測定上の注意
  5. ノイズ発生・伝達と防止
    1. ノイズ発生源を知る
    2. ノイズの伝達経路
    3. ノイズ防止方法
  6. ノイズ抑制材料の商品化
    1. ビジネスモデルの構築
    2. 商品化事例
  7. まとめ

第2部 ミリ波用電波吸収体、透過制御シート

(2020年9月8日 13:15〜15:45)

 近年、コンポジット材料の熱伝導率を格段に向上させる微視構造設計手法として、フィラーの最密充てん技術、フィラーのハイブリッド化による伝熱ネットワーク構造形成技術が注目されており、現在、窒化物フィラーは有効な高熱伝導性フィラーとして期待されている。  本セミナーでは、窒化物フィラーを中心として、フィラーの充てん・表面改質技術とフィラーを用いたコンポジット材料の熱伝導率向上のための微視構造設計・特性評価技術について概説し、フィラーの使いこなし技術を習得することを目指す。

  1. 電波吸収体、透過制御シート設計に必要な電波伝搬と伝送線路、電気回路
    1. 平面波伝搬と伝送線路、電気回路
    2. 板状媒質の等価回路
    3. 人工誘電体、人工材料の誘電率、透磁率の考え方と等価回路
  2. ミリ波電波吸収体
    1. 単層型電波吸収体の例
    2. 層型電波吸収体の例
  3. 透過制御シート
    1. ミリ波レーダ用透過制御シートの必要性
    2. レーダ波・全透過/電磁ノイズ・遮蔽の複合特性を有するシート
    3. レーダ波全透過シート
  4. 電波吸収体材料、電波吸収体特性の測定法
    1. 誘電率、透磁率、導電率、反射係数、透過係数などの測定法
      • 均質媒質の場合 (同軸線路を用いる方法など)
      • 人工誘電体などの不均質媒質の場合 (自由空間法など)
    2. 電波吸収特性の評価法
      • 各周波数帯毎の評価法
        • VHF
        • UHF
        • マイクロ波帯
        • ミリ波帯
        • 異方性評価
        • 耐電力特性評価

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