溶接は古くからある基盤技術である。構造物はほとんどが溶接構造でできており、溶接はものつくりの基本となる技術であると考えられる。 本講座において、第1章で溶接の意義、歴史および溶接の種類 (アーク溶接、ガス溶接、固相接合、レーザ溶接など) の概略について説明する。第2章では、溶接の基礎 (アーク現象・変形・残留応力などの溶接物理、鋼の変態・熱処理・溶接部の性質などの溶接冶金) について述べる。第3章では、各種溶接機の特徴とその使用法について説明する。第4章では被覆アーク溶接棒などの溶接材料の特性や種類につて説明する。また炭素鋼、ステンレス鋼などの溶接用材料の溶接法や留意点などについて述べる。第5章では、溶接継手の種類や継手の性能に影響を与える因子 (溶接欠陥、変形、残留応力など) について説明する。第6章では、ビード置き、予熱、溶接条件、溶接後処理 (応力除去など) 、補修溶接などの溶接施工について述べる。第7章では溶接部の試験・検査 (破壊試験、非破壊試験) について述べる。第8章で溶接施工管理の溶接要員、第9章で溶接の安全衛生に係わる法令についても述べる。 本講座では溶接の基礎について、プラントメーカーや材料メーカーの若手技術者、また現場の技術者が理解できるようにわかり易く説明したい。本講座は、メーカーの現場の技術者や設計技師にも実務を行う上で大いに役立つと考える。
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