新型コロナウィルス感染拡大防止のために空中で入力操作を行うタッチレスインタフェースが注目されています。本講座では空中映像の形成が数千円で簡単にできる技術を中心に解説します。原理の説明では数式を避けて、中学校で学んだ光学知識でわかるように、すなわち、文科系の方でもわかるように、やさしく、時には笑いを入れて楽しく説明します。さらに、東京モーターショーで展示された事例やパチンコ台への応用例など実用化の取り組みを紹介するほか、プロトタイプの実演も含みます。3時間で空中ディスプレイを実感として「わかった」と思えるセミナーをお楽しみください。
「空中ディスプレイ」について興味をお持ちの方を広く対象とします。基本原理の説明などについ て、数式での説明を避けて中学程度の理科の知識があれば理解できるように工夫しますので、文系ご出身の方の聴講も歓迎です。質疑討論の時間を設けて、専門的な方のご要望に応えます。
なぜ何もない空中に映像が浮いて見えるのかについて、奥行き知覚などの視覚の原理から空中結像の光学ハードウェアの構成原理まで学びます。さらに、実用化が期待される分野のプロトタイプの開発事例を通じて空中ディスプレイが提供する価値について学び、各種方式の得失について議論します。
- 空中ディスプレイとは
- そもそもディスプレイの役割とは?
- なぜ日本では3Dディスプレイよりも空中ディスプレイの方が注目を集めつつあるのか?
- ディスプレイの国際標準化におけるAerial displayの定義
- なぜ空中に浮いて見えるのだろうか?
- 眼の光学
- 視覚による奥行き知覚のメカニズム
- 空中サイン
- LEDサインの空中結像であれば,地方大学の設備でも作れる
- 空中に熱を収束できれば目の不自由な方むけのサインにもなり得る
- 空中ディスプレイ技術をオープンカーの暖房に応用できるだろうか?
- 手作りで、低コストで作れる空中ヒーター素子:SPA
- より温かい空中ヒーターを可能にする素子:WARM
- 再帰反射による空中結像 (AIRR)
- 再帰反射素子は,もっとも大量に生産がなされている光学素子の一つ
- 空中結像の原理
- 高校生から80歳の方までを対象に「b – AIRR」の工作授業を実施
- 最新の空中ディスプレイの研究と開発
- 空中スクリーンの飛び出し感をわかりやすくする「R2D2」
- 奥行きのある3D映像の空中表示
- 触ると温かい空中映像の形成
- 光学系の薄型化
- 空中ディスプレイ産業の発展に向けて
- AIRRが東京モーターショーでデビュー
- 空中ディスプレイの利用が期待される分野
- 今後求められる関連技術 (マテリアル,ソフトウェア等)
- AIRRのプロトタイプ実演
案内割引・複数名同時申込割引について
シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 20,000円(税別) / 22,000円(税込)となります。
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- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
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学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。