医療スタッフの業務の効率化・業務負担の軽減策

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会場 開催

本セミナーでは、医療クラーク導入による医師の勤務環境改善効果、チーム医療を支える病棟・外来等のクラーク配置と業務の効率化効果、「院内巡視」による診療情報共有の実例とこれからのチーム医療について解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

1. 医療クラーク導入による医師の勤務環境改善効果

社会福祉法人恩賜財団 済生会支部 埼玉県済生会栗橋病院 病院長
遠藤 康弘 (えんどう やすひろ) 氏

2010年度改定において「医師事務作業補助体制加算」が新設された。
当院ではこのような政策的な動きに先行して独自の取組を進め、2005年6月から「医療クラーク」を導入し、段階的に人員を増やし現在体制加算15:1を収得している。
この取り組みにより医師の時間外勤務の減少をもたらすなど、医師勤務環境改善など効果とともに、診断書作成までの日数短縮など患者サービスにも良い結果をもたらした。
チーム医療を促進させるための新たな職種である医療クラークを、いかに効率的に育成し配置するか言及したい。

2. チーム医療を支える病棟・外来等のクラーク配置と業務の効率化効果

昭和大学病院 看護部 次長
荒川 千春 (あらかわ ちはる) 氏

医師の負担軽減のため、「医師事務作業補助体制加算」が導入されましたが、当院のような特定機能病院は算定以外です。
当院においては、約30年前よりクラークを導入しており、その時々の医療体制の変化に応じて、業務の変更を行ってきました。
今回チーム医療における業務の効率化のもと、クラークの業務も拡大しています。
そこで現在までのクラーク業務内容の変化や業務の実際をお話ししたいと考えております。

3. 「院内巡視」による診療情報共有の実例とこれからのチーム医療

昭和大学病院 診療録管理室 主任
鎌倉 由香 (かまくら ゆか) 氏

当院の理念の一つに「患者本位の医療」があります。
また、目標とする医療では「患者さんの目線で考える医療」「職種・職域を越えたチーム医療」と全職員が取り組み、質の高い医療の提供を実践しております。
そのため診療情報 (診療記録) の共有は不可欠であり、簡潔で的確、そして充実した診療内容を記録 (記載) することが重要です。
その監査や指導は必須となります。
当院では、独自の「院内巡視」という総合監査システムを実施しています。
診療情報管理士がこのチームの一員となり、多職種と協働して効率の良い業務の実施を目指し、大切な診療情報の共有ができる取り組みの実例をお話しさせて頂きます。

会場

SSK セミナールーム
105-0003 東京都 港区 西新橋2-6-2
SSK セミナールームの地図

受講料

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