ハラール化粧品市場の現状およびハラール認証取得のポイント

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プログラム

第1部. 化粧品におけるハラル認証の現状と今後の展望

(2020年8月5日 13:00〜14:10)

 本講演ではこれから高い有望性が見込まれているハラル化粧品市場について、市場概要とともに、ハラル化粧品市場へ参入する当たってのポイントを簡潔にお伝えする。ハラル化粧品市場は25年までに5 – 6兆円規模までに成長するという予想があり、非常に有望性が高い市場である。ハラル化粧品市場の中心となるは今後経済成長が見込まれ、世界経済の中心になっていくアジア地域・特にその中でも重要市場とされている東南アジアである。弊社は2017年から全社の最重要戦略の一つにハラル市場の攻略を掲げ、海外を含めて自グループ (NIKKOL GROUP) 内3工場の全てでハラル認証への対応を行ってきた。  本講演では一般的な市場概要 (デモグラフィーや市場規模・成長性) の情報に加え、弊社が東南アジアの現場で行った消費者調査の結果やハラル認証を取得する際に直面した課題とその対応方法など“生の情報”を簡潔に伝えることで、今後ハラル化粧品市場に参入をしようとする企業様が必ず直面する、「なぜ今ハラル化粧品市場に参入すべきか」「どのように取得に取り組めばいいのか」という問いを解決するためのきっかけを提供したいと考えている。

  1. NIKKOL GROUP及び日光ケミカルズのご紹介
  2. ハラル認証の概要
  3. ハラル化粧品市場の展望
    1. ハラル市場のマクロ環境 (デモグラフィー)
    2. ハラル化粧品市場のマクロ概況 (セグメント別・地域別市場規模・成長性)
    3. ハラル化粧品市場のミクロ環境 (当社現地市場調査を踏まえた市場のニーズや考察)
  4. ハラル認証取得のプロセスとそのポイント
    1. ハラル認証取得におけるプロセス
    2. ハラル認証に向けた準備事項
    3. 取得に当たってのポイント
  5. まとめ

第2部. イスラームにおける美しさとハラール化粧品使用の実情

(2020年8月5日 14:20〜15:50) 第2部

 「美」に対する意識や実践が刻々と変化するなか、新しい現象・概念としてのハラール化粧品 (ムスリム・フレンドリー化粧品も含む) に対してムスリム女性はどのように認識しているのでしょうか。  本セミナーでは、今後急成長が期待されるハラール化粧品利用の現状をお話したうえで、内在するイスラーム的論点やハラール化粧品の消費から浮かび上がる「美」の意識についてお話します。ハラール化粧品に対する東南アジアと中東の温度差、イスラームの教義と美の実践の乖離などについて、講師が長年フィールドワークを続けている中東オマーンでの調査をもとにわかりやすく解説します。

  1. はじめに – - 化粧はイスラーム的に合法なのか
  2. ハラール化粧品とは何か
    1. ハラール化粧品の市場
    2. ハラール化粧品の認証規格とハラール性の問題
  3. ハラール化粧品の消費者
    1. 東南アジアにおけるハラール化粧品
    2. 中東におけるハラール化粧品
  4. ハラールおよびムスリム・フレンドリー化粧品をめぐる議論
    1. ムスリム・フレンドリーなマニキュア
    2. ハラール・マニキュア
  5. オマーン人女性の「美」に対する見解と美容行為
    1. 過半数を超える「気にしない」派
    2. ハラールのビジネス化に対する違和感
  6. ハラール化粧品からみるイスラーム的消費行為
    1. ハラール概念の変容
    2. エシカル/ナチュラル/オーガニック/ヴィーガン化粧品との親和性
    3. 敬虔さの表現として、エシカルな消費者として
  7. おわりに – 今後の展望

質疑応答・名刺交換 等

(2020年6月23日 15:50〜16:00)

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