(2011年11月5日 13:00~13:55)
富山県氷見市民病院の経営悪化をうけ、市は「経営改革委員会」を設置した。委員会からの「指定管理者制度の導入」という改革案をもとに、病院再生が進み再生に成功している。委員会ではどのような経緯で、病院再生の切り札として「指定管理者制度導入」を選択し、提案することにしたのか、改革委員会に携わった立場から講演する。
(2011年11月5日 14:00~14:55)
医療近代化過程の資源集中による質を維持とコスト削減が 欧州諸国の歴史にある。病院集約化と医療密度上昇、医療人材の重点配置である。総病床数規制中心の日本従来の地域医療計画では、多数分散した中小病院の弱体化が目立つ。疾病需要や専門医配置を考慮した医療計画の構築と、病院集約化が急務である。
~独立行政法人山形県酒田市病院機構 日本海総合病院の事例について
(2011年11月5日 15:05~16:00)
日本海総合病院は平成20年4月、県立日本海病院 (528床) 市立酒田病院 (400床) を再編統合し、一般地方独立行政法人として発足した。医療資源集約化により赤字体質を一気に改善しえた。統合再編経緯と中期計画最終年度の状況について報告する。
(2011年11月5日 16:05~17:00)
地域医療再生のためには、病院を再編・統合し、スーパー総合病院のようなものをつくることがひとつの解決策だと考えます。ただし、ただ統合するだけではうまくいきません。地域の医療ニーズが現在から将来にわたってどのように変化するのか、競合病院はどのような戦略の上に走っているのか、その上で自院の強み・弱みは何なのかを明確にし、客観的なデータに基づく経営戦略が不可欠だと考えます。