本セミナーでは、国内、ヨーロッパ、アメリカ、中国の他、今後日本へも大きな影響を与えると推測される韓国、タイ、インド、ベトナム等のアジア諸国の食品包装に関する法規制の現状や今後の展望について解説いたします。
製品と原材料のグローバル化が進み、食の安全・安心が叫ばれる中、日欧米は永年食品包装の安全基準の整合化を進めている。 基本的なコンセプトと管理水準は略同等となったが、細部においては食の文化の違いもあり、幾多の相違点があるのが現状である。 EUでは樹脂の規則が一元的法律となり、中国は食品安全法の施行以後、ポジティブリストの大改正を進行中である。 又、韓国、タイ、インド、ベトナム等のアジア諸国も国内法の整備を進めており、今後日本へも大きな影響を与えると推測される。 このような状況下、樹脂も紙も業界自主基準である日本独自の方式は、大きな試練を迎えている。 今後、日本では更に原材料や資材の輸出入が増えると予測されるが、企業としては現状を充分に理解した上で適切な品質保証を進めることが重要である。 これら国内外における法規制及び環境ホルモン問題の最新動向、そして企業としてのリスク管理の考え方と対応を紹介したい。