不確実な未来のなかで、将来の事業性を考えた研究開発テーマ選定・評価はどうすればよいか?昨今のイノベーションの必要性・重要性に対応して企業の研究開発部門の事業貢献に対する期待は益々大きくなってきています。しかし各テーマの開始前選定、進捗途中、完了後における経済的、定量的評価についてはさまざまな混乱も増しています。特に不確実性の高い、イノベーションを伴うテーマの研究開発や事業化ステージにおいての選定・評価の考え方はまだまだ大きな課題として残っているといえます。
本セミナーでは、研究開発テーマの選定と評価を「目的」と「時間軸」に区分し、選定と評価の考え方を整理します。次に、企業で実際に使われている各種評価法を分類・整理し、限られた経営資源をどのように可視化して割り振ったらよいか (投資判断) 理解できるよう、具体的な実例を交え解説します。
- 研究開発テーマ選定・評価のプロセスはなぜ可視化できにくいのか?
- 研究開発テーマ選定・評価を役立たせるためにまず知っておくこと
- 取り上げる研究開発テーマの区分:目的、対象と進捗ステージ
- 研究開発資金の性格と企業価値の向上
- 研究開発テーマ選定・評価の基礎的考え方としての未来の共有化とMOTの方法論
- 経営側から見たR&Dへの期待変化と対応
- 研究開発におけるイノベーションのプロセスと選定・評価の重要性
- 研究開発評価における費用対効果の考え方
- 研究開発の選定・評価法についての基本と不確定性への対処とは
- 研究開発 (テーマ) 選定・評価の現状と課題
- R&Dの事業性評価と投資回収の考え方の基本
- 事業性評価へのファイナンスの基本:DCF法、NPV法、IRR法と適用範囲
- 未来の不確定性をどのように定量的な判断に取り入れるか
- ステージ (ゲート) 法の基本と実践的な活用法の整理
- 事業戦略マップ (TIG 法) による可視化と投資選定・評価への活用事例
- TIG法の概略とその可能性:経営者と推進者を共有化
- TIG法の研究開発テーマの具体的な適用イメージ
- TIG法の応用事例:具体的な適用プロセス例とテーマの優先判断事例
- 未来の価値をどう算出し企業の現場で実践に役立たせるか
- 選定・評価法の内容整理と適用範囲への考え方
- 定性的、定量的な方法と可視化のまとめ:実践的な検証手法と有効性
- R&Dの投資判断をどのように分類・整理して活かすか
- まとめと質疑応答
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