第1部. AIプログラムの医療応用と事業化戦略
(2020年7月21日 10:00〜13:00)
最近のIoT/AI技術の目覚ましい進展で、医療分野にもAI活用技術が広がってきた。医療分野のAIプログラムの利活用は、医療現場ニーズにAIプログラムを当てはめる提案から始まるが、「そのプログラムを一般機器として扱うか、医療機器として扱うか」の整理が必要で、次には「教師データ (医療情報データ) が必要か、不要か」など、実用化戦略と利用可能なデータ収集、手続きなどが複雑に絡み合う。
本講では、演者の経験 (AMEDシニア知的財産コンサルタント、医療研究機関アドバイザー) から、医療現場目線でAIプログラムの医療応用のための事業化戦略を、特に知財戦略への連結を含めて、事例を織り込みながら解説する。
- 医療分野におけるデジタルヘルスの進展
- 医療分野におけるデジタルヘルスのトレンド
- デジタルヘルスアプリ
- AI (人工知能) プログラム (診断支援ツールを中心に)
- 事業化のための薬事戦略
- 医療情報データの利活用
- 次世代医療基盤法
- 個人情報保護法
- 教師データ (医療情報データ) の重要性
- 知財戦略との連結
- デジタルヘルスツールのビジネスモデル
- 診療と治験のサポートツールとして
- 医療機器の保険償還の基礎知識
第2部. 医療系AIプログラムの知財戦略
(2020年7月21日 13:45〜17:00)
医療系AIプログラムでは、医療データ、アルゴリズム、学習済みパラメータ、学習ノウハウ、プログラムなど様々な知的財産が関わっている。そのため、従来からの特許中心の知財戦略だけでは収まらない。本講では、AIに関連する知的財産、医療データ (教師データ) や学習済モデルの取り扱い、AI特許の審査基準、データ・ノウハウの保護と活用、著作権、画面意匠など、多面的な観点を事例を加えながら解説する。
また、演者の経験 (特許庁審査官、AMED知的財産コンサルタント、医科大学産学連携担当者) から、審査官視点の解説と産学連携における医療機器 (AIプログラム) 開発の留意点も含めて、実践的な内容で解説する。
- 医療系AIにおける知財戦略の概要
- 医療系AI関わる知的財産
- 競争優位のための各知的財産の利活用 (概要)
- 特許戦略
- 審査基準から見た特許出願戦略 (審査官視点)
- 活用を見据えた特許出願戦略 (事業視点)
- データ・ノウハウの保護・活用
- 秘密管理と契約による保護・活用
- 不正競争防止法による保護
- その他の知的財産の利活用
- 意匠権による画面デザインの保護
- 著作権によるプログラムの保護
- 教師データの著作権の取り扱い
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
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アカデミック割引
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