フリーズドライ (凍結乾燥) の基礎と商品開発および品質トラブル対策

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
会場 開催

日時

中止

プログラム

フリーズドライの歴史は100年余りであり、工業的に製造されたのは僅か60年に過ぎない。日本国内では、カップめんの具としてエビや肉等の乾燥にその技術が多用されが、1980年代になって「成型加工」された味噌汁やたまごスープ、雑炊・リゾットなど様々な商品開発が行われ市場規模も拡大している。  本講演ではフリーズドライ技術を分かりやすく解説するほか、そのコア技術である凍結と乾燥、更に商品価値を向上するための基盤技術である前工程と後工程についての具体的な課題と対策について解説する。更に演者が携わった新商品開発について具体例を交えて紹介する。

  1. はじめに
    • 食品乾燥の歴史と目的
    • 乾燥法について
    • 伝熱方式と乾燥曲線、乾燥特性曲線、熱風乾燥とフリーズドライの比較
  2. フリーズドライ技術の変遷
    • 歴史とフリーズドライ食品の生産規模
  3. フリーズドライの原理
    • 昇華と真空の関係、乾燥機の基本構造、コールドトラップの役割、真空度測定器
    • 乾燥中の食品の変化、製品の特徴、乾燥中のトラブル事例と原因、コラプス温度
    • 凍結温度・真空度の違いによる仕上がり色調の差、凍結速度による構造の差
  4. 品質規格の考え方
    • 微生物、残留農薬、異物、異臭、水分移行、酸価、過酸化物価の事例と対策
    • X線検査装置、金属探知機の限界
  5. 商品開発事例
    • フリーズドライの弱点をどう克服するか
  6. 今後の課題と将来性について

会場

大阪産業創造館
541-0053 大阪府 大阪市 中央区本町1丁目4-5
大阪産業創造館の地図

受講料

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

アカデミック割引

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の学生に限ります。
教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。