第1部
ワクチンにおけるプレフィルドキット製剤の開発・技術トレンド
(2011年11月29日 12:45~14:15)
欧米を中心とした海外市場ではワクチン製剤のプレフィル化が大きなトレンドとなっており、ワクチンの種類によってはほぼ全てがプレフィル製剤で供給されている。
一方で国内のワクチン市場においては依然バイアル製剤が主流となっており、プレフィル製剤の流通量は限られているのが現状である。
本セミナーでは国内・海外のワクチン市場におけるプレフィル製剤の流通状況および新規プレフィルデバイスの開発動向について解説する。
- 1. オープニング (会社紹介等)
- 2. ワクチン市場のグローバルトレンド
- 3. プレフィル用デバイスとは?
- 4. ワクチンをプレフィル化することの意義
- 5. ワクチン接種現場における課題と解決策の提案
- 6. 国内および海外市場におけるプレフィルドワクチン製剤の実例
- 7. 海外ワクチン市場で実用化されている新しいプレフィル用デバイス
- 8. 今後の課題
- 9. クロージング
第2部
ワクチン開発における事業戦略と市場性予測
(2011年11月29日 14:30~16:00)
2009年に起こったA (H1N1) パンデミックインフルエンザ以降、我が国におけるワクチン市場は変化しつつある。
規制当局による影響が大きいワクチン開発における事業戦略と一部政府助成が始まったワクチン市場性予測について検討する。
- 業界構造の分析
- 我が国におけるワクチン業界の構造および市場分析を行い、市場参入障壁および撤退障壁となるポイントについて検討する。
- 事業戦略
- 企業の垂直統合、製造キャパシティの拡大、および新事業への参入戦略について検討する。
また、ワクチン開発における事業戦略については、ワクチンギャップおよび仮説をもとに検討する。
- 市場性予測
- 短期市場性としてH5N1鳥インフルエンザ、政府政策、ワクチンギャップ、および業務提携 (アライアンス) のポイントから、また中・長期市場性として、グローバリゼーション、技術革新、規制緩和、およびワクチン産業政策のポイントから予測する
第3部
メディカルニーズからみた国内外のワクチン開発
(2011年11月29日 16:10~17:40)
ワクチンの開発においてMedical Needsの観点は開発の出発点として欠かせない。
現行の予防接種スケジュールおよび日本において承認されているワクチンに加えて、Medical Needsの観点からどのようなワクチンが必要とされているのか最新の知見から対感染症ワクチンを中心として述べる。
- 総論
- ワクチンの歴史
- 武器としてのワクチン
- 集団免疫効果とワクチン
- 天然痘の例
- ポリオの例
- 日本におけるワクチン開発の歴史
- 各論1
- Medical Needsとワクチン開発
- 日本における感染症疫学情報
- 感染症領域での課題
- 現行のワクチン接種スケジュール
- 現在日本で承認されているワクチン
- 海外のワクチン接種スケジュール
- 日本におけるMedical Needsに基づいたワクチンの必要性に関する分析
- 各論2
- ポリオワクチン
- 百日せきワクチン
- 髄膜炎菌ワクチン
- 腸チフスワクチン
- Hibワクチン
- Nosocomial infectionに対するワクチン
- 成人に対するワクチン
- 渡航者ワクチン