私たちは職場だけでなく、日常生活においても多くの失敗をしながら、「またやってしまったわ」、「あらま!」、「ええっ!」などと同じミスを繰り返してやってしまうのが、ヒューマンエラーです。ヒューマンエラーというように、切っても切れない腐れ縁のようです。逆に、ごはんとみそ汁、パンにバターというような関係になることに視点を変えてみませんか。
このセミナーでは、どうしたらヒューマンエラーによる被害を最小限にできたり、根本的になくしたりするにはどうした良いかを提案します。身近な事例を紹介しますので、「なるほど!そうだったのか!ならやってみようか!」と良い気づきが生まると思います。良い気づきから、人はすぐ動くという“行動”から、少し考えてよい動きになっていく“考動”に変わっていきます。
不良や手直しがなくならない理由は、ヒューマンエラーが発生する原因の対策していないからです。これを撲滅するには、ツールや手法だけでなく、製造や工場、品質管理の新しいマネジメントスタイルの導入が重要となってきます。
ヒューマンエラーは、茶碗と箸の関係のように切っても切れないものですので、まずヒューマンエラーは、誰でもやってしまうものだと受け入れましょう。そして、身近でとても簡単な防止策を考えて今すぐ実践することで、ヒューマンエラーの発生が未然に防止できるようになっていくと考えます。
今回のセミナーが、職場や家庭で未然にヒューマンエラー防止ができるようになり、その結果として品質向上、生産性向上ができて余裕がもてるようになれば、さらに未然防止策がどんどんと閃いていきます。その一助になれば幸いです。皆さまの心のスイッチが“ON”になるように、一緒に楽しくやりましょう
- はじめに
- 忘却曲線からの対策
- ヒューマンエラーの身近な事例紹介、クイズもあります
- 会社に来てやることはたったの2つ
- 会社の目的は?
- 原価低減と価値向上
- この2つを実行するには?
- ヒューマンエラーエラーとは?
- ヒューマンエラー (ポカミス) とは?定義とエラー、ミス、失敗について
- ヒューマンエラーを分析するのはムダ?
- ヒューマンエラーの99%は?
- ヒューマンエラーをすぐにしかも簡単になくすヒント
- ユニバーサルデザインの大切さ
- 今までのヒューマンエラーの取り組み
- 今までの多くの失敗事例
- 本質の問題は、規律にあると考えます
- これからのヒューマンエラー撲滅の考え方
- 安全で働きやすい職場づくり
- 作業環境の整備の考え方
- 社員を安全活動に巻き込む
- 安全確保が品質向上、生産性向上になる
- フィロソフィの共有化
- ヒューマンエラー撲滅の進め方
- ヒューマンエラーの防止策、大事故にならない方法
- ハインリッヒの法則からみえること、100 – 1=0?、100 – 0=200?
- 災害ゼロに取り組む姿勢、まずは3Sから始める
- ポカヨケ (注意式+規制式) の紹介と導入
- ポカミス対策と標準作業の関係
- 工場マネジメントの取り組み
- 会社の財産である社員をもっと活かす
- マネジメントとは?
- 新しいマネジメントスタイルとは?
- 教えるのではなく、気づかせる大切さ
- 規律を高めることが、ポカミスや災害を防ぐ
- すぐにできるヒューマンエラー防止策のポカヨケ事例【写真による事例紹介】
- 5S+表示標識でできるポカヨケ
- 動作の4原則で行うポカヨケ
- セット化・キット化で行うポカヨケ
- ポカミスの真因追及のチェックリスト
- ポカヨケの具体的事例とコメント
- 気づかなかった問題がすぐに発見できる「観察の仕方」
- テキストを基にやさしくしかも、目からウロコ的なやり方を紹介します
- だれでも1時間で20件以上の気づきや問題点を発見できるやり方です