透明導電膜の低抵抗、フレキシブル化

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プログラム

第1部 曲面、異形タッチパネルの動向と透明導電フィルムの開発状況、課題

(2020年7月15日 10:00〜12:00)

フラットパネルデイスプレイ (FPD) から曲面 (Curved) 、Foldable、Rollableデイスプレイへとデイスプレイの形状が変化しつつある。 タッチパネルもこの流れに従い、どのような形状にも対応できる特性が要求されている。タッチパネルには可撓性センサーフィルムが必要だが、それ以外にもカバー材料、基板材料が必要で、それぞれ可撓性材料を必要とする。さらに、曲面、Foldable,Rollableのためにはその形状を作成・維持するための適した成型方法が必要である。本講座ではこれらの技術を総合的に解説する。
  1. タッチパネルの種類と市場
    1. タッチパネルの市場動向
    2. Foldable,Rollabeパネルへの動き
    3. 車載 (曲面・異形) パネルの動き
    4. 可撓性パネルの構造上の注意点
  2. 可撓性透明導電性フィルムの種類と特性
    1. メタルメッシュフィルムの種類と設計
    2. メタルメッシュフィルムの作成方法
    3. メタルメッシュフィルムの課題と対策
    4. 塗工型可撓性透明導電性フィルムの種類と特性
      1. 銀ナノワイヤー塗工膜
      2. カーボン系塗工膜
      3. 導電性高分子塗工膜
  3. 曲面化・Foldable・Rollableパネルに必要なカバー材料など
    1. カバー用プラスチック材料の種類と課題
    2. Rollable用基板
    3. 曲面化加工方法

第2部 PEDOT、ITO系 塗布型透明導電膜材料と成膜・応用技術

(2020年7月15日 12:50〜14:50)

 透明導電材料への希求は「スパッタITO代替」から「スパッタITOに成し得ない特徴」へとシフトしつつある。その特徴の1つが「塗布」による製膜であると考える。  本講座では、前半は塗布型透明導電材料の基本的な特徴、歴史、スパッタITO膜との特性比較について説明し、後半はマクセルが取り組んできたPEDOT系、ITO系の塗布型透明導電膜について、特性、製造プロセス、管理方法からデバイスへの応用展開までについて解説する。

  1. 塗布型透明導電材料の特徴
    • 材料開発の歴史と背景
    • 膜製造プロセスの特徴
    • 代表的な透明導電材料とその特徴
  2. ITO系塗布型透明導電膜
    • スパッタITO膜との特性比較
    • デバイスへの応用展開
  3. PEDOT系塗布型透明導電膜
    • PEDOT系塗布型透明導電膜の特徴
    • タッチパネル用電極への応用展開
    • プロセス、及び特性上の課題と改善事例
  4. 塗布型透明導電材料の現状と将来

第3部 透明導電性ナノ粒子合成、インク化とその塗布膜特性

(2020年7月15日 15:00〜17:00)

  1. 透明導電性ナノ粒子の液相合成
    • 液相法での透明導電性ナノ粒子合成のコツ
    • 液相法により合成したナノ粒子のインク化におけるメリット
    • ナノ粒子の形態制御および分散性制御
  2. 透明導電性ナノインクの特性
    • 塗膜化と抵抗特性
    • 光学特性評価
  3. 透明導電性ナノインクの実用化への課題
    • 完全塗布プロセスでのデバイス作製に向けた開発課題

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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