第1部 架橋高分子の基礎 ~反応・構造・評価~
(2020年7月28日 10:00〜13:45)
架橋高分子はイオン交換樹脂やヒドロゲルなど、広範囲な分野で使用されている機能性高分子材料である。本講座では、高分子網目構造を形成するためのさまざまな架橋反応を紹介し、架橋反応と得られる架橋構造について解説する。また、架橋形成反応に関する最近の話題についても言及する。
- 架橋高分子について
- 架橋反応の分類
- 高分子の架橋反応
- 化学的架橋
- 物理的架橋
- 縮合系架橋高分子
- フェノール樹脂
- エポキシ樹脂
- アルキド樹脂
- ウレタン樹脂
- 付加系架橋高分子
- ビニルエステル樹脂
- 不飽和ポリエステル樹脂
- エポキシ樹脂
- 相互進入網目ポリマー
- シリコーン樹脂
- 付加反応タイプ
- ラジカル反応タイプ
- SiO2架橋タイプ
- 架橋ビニルポリマー
- ヒドロゲル
- 高吸水性高分子 (SAP)
- スマートゲル (インテリジェントゲル)
- 架橋高分子の最近の話題
- 自己修復材料
- 可動性架橋高分子
- 可逆的な架橋と自己修復
- 動的結合を利用
第2部 熱分析・動的粘弾性測定による高分子の架橋反応測定
(2020年7月28日 14:00〜17:00)
高分子材料の架橋反応の測定・解析に利用されている熱分析法として、DSC (示差走査熱量測定) 、TMA (熱機械分析) 及びDMA (動的粘弾性測定) による、架橋反応挙動の測定や、架橋高分子の分析 ・評価等、熱分析・粘弾性測定による高分子架橋の分析事例を紹介します。
- 熱分析、動的粘弾性測定の概要
- 熱分析の定義
- 熱分析の種類
- 熱分析データの概念
- DSCの原理と応用
- DTA・DSCの概要
- ゴムの加硫反応
- 加硫ゴムのガラス転移測定
- エポキシ樹脂の硬化反応
- エポキシ樹脂の比熱容量測定
- TMAの原理と応用
- TMAの概要
- BT樹脂の熱膨張率とガラス転移温度測定
- エポキシ樹脂塗膜の軟化温度測定
- DMAの原理と応用
- DMAの概要
- エポキシ樹脂の硬化挙動
- BT樹脂の粘弾性特性
- 炭素繊維強化エポキシ樹脂の粘弾性測定
- 加硫ゴム架橋密度と粘弾性特性
- 弾性率から架橋密度を求める近似式
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 他の割引は併用できません。
アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。