抗菌・抗ウイルス性の付与とそのメカニズム、性能評価

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本セミナーでは、抗菌・抗ウイルスについて基礎から解説し、各材料の抗菌・抗ウイルスのメカニズムから実際の試験法、製品化事例を解説いたします。

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プログラム

第1部 抗ウイルス材による固着・不活性化技術と応用製品の開発

(2020年6月23日 10:00〜12:00)

 本講演では一価銅化合物の抗ウイルス・抗菌メカニズムとそれを応用した抗菌・抗ウイルス技術の様々な応用展開についての技術情報が得られ、また、応用展開した製品の詳細な特性と様々な商品展開の可能性の情報が得られる。 現状の防護服で医療従事者の感染リスクを低減するためにはウイルスを固着して短時間で不活化する制御技術が必要であり、本講演では、ウイルスが拡散して感染症が拡大するリスク低減を目的に、一価銅化合物の抗菌・抗ウイルス性を応用した細菌・ウイルスの制御技術について解説する。具体的には一価銅化合物の抗菌・抗ウイルス性とそれらのメカニズムについて説明し、さらに、一価銅化合物を応用した不織布製品や高分子充填材料、塗料・インク、液体型殺菌消毒剤など、様々な応用展開について紹介する。

  1. 株式会社 NBCメッシュテックの会社概要
  2. 抗ウイルス技術の開発要因とブレークスルー
  3. 銅化合物の抗ウイルス・抗菌性
    1. 一価銅化合物の抗ウイルス作用
    2. 一価銅化合物の抗菌作用
  4. 細菌・ウイルス制御技術「Cufitec」の概要
  5. ウイルス固着・不活化薄膜の不織布への応用
    1. ウイルスの固着効果と不活化効果
    2. 様々な細菌に対する抗菌効果
    3. インフルエンザウイルスに対する効果
    4. たんぱく質の抗ウイルス性への影響
    5. 不織布の各種製品展開
    6. 抗菌性、安全性
    7. 抗ウイルス性を有するマスクのFDAの医療機器認証
  6. 一価銅化合物の塗料・インキへの応用
    1. 透明フィルムへの展開
    2. PE製防護服への展開
    3. 拭き取りシートへの展開
  7. 一価銅化合物のエタノール製剤への応用
  8. 一価銅化合物のアルミニウム部材への応用
  9. まとめ

第2部 銀ナノ粒子担持繊維の抗菌性能と抗ウイルス性能

(2020年6月23日 12:45〜14:45)

  1. 放射線還元法による繊維表面への銀ナノ粒子固定化法
  2. 放射線還元法による銀ナノ粒子担持繊維の材料学的評価
  3. 銀ナノ粒子担持繊維の抗菌性能評価
  4. 銀ナノ粒子担持繊維の抗ウイルス性能評価
  5. 銀ナノ粒子担持繊維の安全性評価
  6. まとめ

第3部 抗ウイルス性能の評価試験方法と評価技術

(2020年6月23日 15:00〜17:00)

  1. 抗微生物加工製品の性能評価方法
  2. 微生物試験について
    1. 細菌を用いた試験
    2. かびを用いた試験
      1. JIS L 1921:繊維製品の抗かび性試験 (発光測定法)
      2. JIS Z 2911:かび抵抗性試験 繊維製品の試験・湿式法
    3. ウイルスを用いた試験
      1. ウイルスについて
      2. 抗ウイルス性試験 (ISO18184)
      3. 一般社団法人繊維評価技術協議会による抗ウイルス加工マーク認証
  3. 今後の展開

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