第1部 微粒子分散メカニズムと分散剤の選定と配合量の最適化、粘度低下対策
(2020年6月26日 10:00〜12:00)
微粒子分散の基礎からお話しします。主に有機溶媒中での微粒子の分散の考え 方について述べます。したがって、これから活躍される若手の技術者、これから指 導的立場に立たれる技術者にお聞きいただいたら大いに参考になると思います
- 微粒子分散のための条件
- 粒子の大きさと沈降速度
- 分散と凝集の原因
- 粒子間に作用する力
- ゼータ電位の役割
- 主な分散の評価方法
- 微粒子分散の粘度調整
- 微粒子分散液の粘度低下
- 微粒子分散液の形態
- 微粒子を有機溶媒中でうまく分散させるには?
- 微粒子を水溶液中でうまく分散させるには?
- 微粒子に対する分散剤の選定はどうするのか?
- 分散評価と分散剤の配合量の最適化をどうしたらよいか?
第2部 ビーズミルによる微粒子分散技術
(2020年6月26日 12:40〜14:00)
スラリー中に存在する微粒子の凝集体を分散するためには分散機が必要である。分散 機には様々な種類があるが、ビーズミルは微細化が可能で分散効率のよい装置であ る。このビーズミルの分散技術について解説する。
- 粉砕・分散・乳化について
- ビーズミルの用途
- 分散機の原理・特徴
- ビーズミルの原理・特徴
- ビーズミルの運転方法
- ビーズミルの粉砕・分散効率に影響を与える因子
- 微小ビーズの効果
- 投入動力量と粉砕・分散の関係
- 過分散とマイルド分散 ®
- マイクロビーズ対応型ビーズミル
- ビーズミルでの分散例
第3部 粒子の分散・凝集とゼータ電位
(2020年6月26日 14:10〜15:30)
微粒子分散系の安定性を考える際に基礎となるゼータ電位とDLVO理論の理解を目指します.
- ゼータ電位とは何か
- 微粒子の帯電と界面動電現象の発見
- 電気二重層
- 表面電荷の起源
- 電位決定イオンと無関係イオン
- 表面の電荷と電位
- 電気泳動移動度とゼータ電位
- 電気二重層の緩和効果
- 実験と解析例
- ゼータ電位から何がわかるか
- コロイドの凝集分散・安定性について 1900年ころにわかっていたこと
- ファンデルワールス引力
- 電気二重層の重なりと静電力
- DLVO理論
- 臨界凝集濃度とシュルツ・ハーディー則
- デリヤギン近似
- コロイドの安定性の評価と制御
- 凝集速度と安定度比
- 非DLVO相互作用
第4部 ゼータ電位・粒子径測定による微粒子分散系の安定性とその評価
(2020年6月26日 15:40〜17:00)
溶液中に分散する粒子の分散・安定性の評価は、一般的にゼータ電位や粒子径、粒度分布などがある。特にナノ粒子から数μmの粒子においては、最も簡便な測定法として光散乱電気泳動法、動的光散乱法がある。今回、その手法の測定原理、測定時のノウハウおよびアプリケーションデータを紹介したい。
- 光散乱について
- ゼータ電位測定の原理
- ゼータ電位とは
- 原理について
- 解析方法について
- 粒子径測定の原理
- 原理について
- 解析方法について
- 動的光散乱法の特徴
- ゼータ電位、粒子径の測定技術
- 測定上の注意点
- サンプル調製時のノウハウ
- ゼータ電位、粒子径・粒度分布の測定例
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 他の割引は併用できません。
アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。